こんな恋愛がしたい  安部菜々編
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
概要:ウサミンと、こんな恋愛がしたいという妄想を文章にしました。
「安部菜々編」とありますが、今のところ続編の予定はありません。

その他注意事項
※非Pドルです
※二人称を上手いこと使い分けようとして失敗した痕跡が見られます。

それでは、お楽しみください。

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2:名無しNIPPER[sage saga]
2024/04/15(月) 21:14:33.35 ID:HdnryJIo0
俺が、菜々さんと出会ったのは、もう何年も前のことだ。

 その時の俺は、社会に揉まれ、かつて持っていた夢も希望も、とっくに見失っていた。だからだろう。たまたま付き合いで入ったライブハウスで、彼女を一目見た瞬間、俺は彼女の虜になってしまった。観客を一人残らず笑顔にしようとする彼女のパフォーマンスは、冷たくなっていた俺の心を、じんわりと溶かしてくれた。
「次のライブって、いつやりますか?」
ライブ後の握手会で、開口一番彼女にそう問いかけたことは、今でも覚えている。とにかく、たった一度のライブで、俺は彼女の大ファンになっていたのだ。
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2024/04/15(月) 21:15:38.82 ID:HdnryJIo0
それから程なくして、俺は彼女が、普段はメイド喫茶でバイトしていることを知った。
メイド喫茶なんて、生まれてこの方行ったことなど無かったが、彼女に会うという目的の前には、それは些細な問題だった。
気付けば俺は、暇さえあればメイド喫茶へ赴き、ライブがあればサイリウムを持って最前列に陣取る生活を送っていた。
彼女の笑顔を浴びる度に、俺自身も笑顔が増え、性格も明るくなっていったように思う。
また、こうして足繁く通っているために、向こうも、俺のことを覚えてくれるようになった。
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2024/04/15(月) 21:17:08.71 ID:HdnryJIo0
「菜々さん、シフト上がったら、一緒に食事とか、行きませんか?」
「えっ!?」
これは、やっちまったか・・・?
そりゃそうだよな。いつものようにメイド喫茶にやって来たファンから、突然食事に誘われたら、こんな反応にもなるよな。
だいたい、いきなり誘われても予定とか開いてないだろうし、なんで俺は先走っちゃたんだ!俺の馬鹿野郎!!
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2024/04/15(月) 21:18:16.76 ID:HdnryJIo0
「すいません、俺の行きつけの居酒屋なんかに連れて来ちゃって・・・」
結局こうなってしまった。
俺のような人間が、女性を食事に誘うことなど、土台無理な話だったのだ。
だが彼女は、
「いえいえ、菜々は、こういう所大好きですよ!店員さーん、枝豆と焼き鳥とウーロン茶くださーい!!」
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2024/04/15(月) 21:19:30.64 ID:HdnryJIo0
「菜々さん、また、この前の所行きませんか?」
「良いですね!」
あの日を境に、俺達は頻繁に食事を共にするようになった。
それだけでなく、
「へえ〜、この景色素敵ですねえ」
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2024/04/15(月) 21:21:16.24 ID:HdnryJIo0
だが、時の流れは残酷に、全てを変えていってしまう。
ある日、菜々さんから、こんなことを告げられた。
アイドルとしてのメジャーデビューが望めないなら、実家に帰って家業を継がないか。と両親に言われたそうだ。
確かに、菜々さんの活動範囲は、未だ地下の域を出ず、オーディションも実を結んでいない。
夢を追うことは素晴らしいことだが、物事には引き際があるというのも、また事実だろう。
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2024/04/15(月) 21:22:46.94 ID:HdnryJIo0
その後、半年が目まぐるしく過ぎていった。
奇跡が起きるかも、とも思ったが、これまで何年もやってきて上手く行っていなかったことが、突然上手く行くわけが無かった。
菜々さんは、必死にアピールを続けたものの、ついぞ声を掛けてくる事務所は現れなかった。

そして、運命の5月15日、俺はいつもより早めに仕事を切り上げ、なけなしの貯金を下ろして買った婚約指輪を手に、菜々さんのもとへ向かった。
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2024/04/15(月) 21:24:24.79 ID:HdnryJIo0
10分ほど待っただろうか。ついに、その時がやって来た。
裏口から出てきた菜々さんに、俺は素早く走り寄った。
「菜々さんお疲れ様です」
「あっ、〇〇さん!お疲れ様です!」
「菜々さん、僕とけっ____」
以下略 AAS



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