133: ◆7Jaa0lEkAo[saga]
2024/05/16(木) 19:24:54.72 ID:nlgsM34eo
  
 「3回戦第四試合が始まります 
  ユキ対渋川剛気です!!」 
  
 目の前にはひょろい老人が立って居た 
 おじいちゃんで試合出来るのかな?って思うけど 
  
 このおじいちゃんはここまで合気と言う不思議な技で勝ち抜いて来た 
  
 「…女の子の相手とはのう、出来れば女は傷つけたくないのう。 
  降参しないか?」 
  
 「こっちもおじいちゃんを傷つけるのは、嫌かな〜 
  そっちこそ降参しないのかな?」 
  
 「………」「………」 
  
 もうお互いに分かって居る、どっちも降参する気はない 
 どっちも一人前の戦士であることを 
  
  
  
 「試合開始!!」 
  
 私達はお互い間合いを探り合う。 
 私も今回はうかつには仕掛けない。 
  
 今までの試合で、剛気君は仕掛けた相手に、 
 ”合気”を使って投げる使い手だって事は分かって居る。 
 うかつに近づけば投げられるだけだ。 
  
 私達は微妙に攻撃の間合いから外れた間合いで探り合う 
 駆け引きと言う奴だ 
  
 「おおっと、両選手間合いに入らない。 
  これは達人同士の駆け引きなのか?」 
  
 「早く攻めろぉ!!」「退屈よ!!」 
  
 観客は勝手なことを言う。 
 攻めれる相手ならとっくに攻めてる 
  
 スレ住民のみんな、どうしよう? 
 相手は合気の達人だけど。 
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