映画の脚本を書いて、ひとりの女の子と出会った話。
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3:名無しNIPPER[saga]
2024/08/15(木) 16:03:01.86 ID:e+s7r/2n0
  
 監督をやりたい奴、撮影をやりたい奴、 
 思い思いに手を上げて、トントン拍子に決まっていった。 
  
 ただ脚本は、というところで一向に話が進まなくなった。 
  
 要するに誰もやりたがらなかったわけだ。 
 理由は単純で「責任を取りたくないから」ということだった。 
  
 そんなわけで誰もが顔を見合わせていたところで、 
 コンペで決めようということをそのうちの1人が言い出した。 
  
 全員が適当な話をひとつだけ書いてきて、 
 それを元に脚本家を決めようという魂胆だった。 
  
 つまりは、それがきっかけで俺が指名される羽目にもなったわけだ。 
  
  
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