41: ◆7j7S4mqK3A[saga]
2024/09/28(土) 20:15:11.51 ID:8P9R8vgB0
シラコト「あ、あああ、あの凶器の指紋は致命的なのですよ!」
サイバンカン「それは……検察側が、ということですか?」
シラコト「違います!よよよ、よろしいですか!弁護人は先ほど、第三者が指紋を残さないように凶器を使えたはずだと言いましたがっ!」
シラコト「それは一体どんな方法だというのですか!?」
ドウメキ「そんなもの、手袋でもはめれば簡単に……」
シラコト「手袋でも、だなとど憶測でものを言わないでいただきたい!実際にそんなものが犯行に使われた証拠があるというのですか!?」
ドウメキ「……確かに第三者が指紋を隠した証拠まではありませんが」
シラコト「であれば!唯一指紋がついている被告人の疑いは晴れません!」
ドウメキ「ですが第三者が指紋を隠せなかった証拠もないでしょう?」
シラコト「なっ、そんな第三者の証拠などあるわけないじゃないですか!」
ドウメキ「それならば、やはり凶器に被告人以外の指紋がないだけでは第三者が犯行を行っていない証拠にはなりません」
サイバンカン「被告人にアリバイもある以上は、第三者の犯行と考えられますが……」
シラコト「そそそそれならばっ!こうも言えます!」
シラコト「防犯カメラに被告人が映っているだけでは、被告人が犯行を行っていない証拠にはならない!と!」
ドウメキ「なにを言っているんですか、防犯カメラに映っていたらアリバイは決定的でしょう」
シラコト「たまたま被告人によく似た別人が映り込んだのではないのですか!?」
ドウメキ「別人、って……それこそ証拠もない言いがかりじゃないですか!」
シラコト「しかし別人ではないという証拠もない!ですからまだ無罪判決は早いのです!」
ドウメキ(防犯カメラでも確実じゃないならどうしろというんだ……!)
サイバンカン「ふむう……被告人のナイフに映像、これ以上の審理を進めるには被告人に話を聞いた方が良さそうですね」
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