【安価コンマ】好きと嫌いと異世界と-SS速報VIP

【安価コンマ】好きと嫌いと異世界と

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925: ◆gnMVpaH84at6[saga]
2025/07/05(土) 21:12:56.90 ID:O6cgwTBD0
■ちょっとやります。

■オペッコさん。見た目ありがとうございました。
この中から決まったら終わり、もう少し考えたくなったらまたどこかで募集するかもです。

優護「……」

街を歩いていると壁に貼られていた一枚のポスターが目に留まる。ロボットトーナメント開催のポスター、以前ルルに見せてもらったものを同じものだ。

優護「聖杯……」

ぽつりと聖杯の名を呟く。自分の目的からすると聖杯の事をファクトリーの皆に話した方がよいのだろう、もしかしたらルルが聖杯を譲ってくれるかもしれない。確率は上げておくべきだ。

……だが本当にそれでいいのか？こんな自分の都合で、人を巻き込むなんて……良くないと考える。優勝賞品を、自分に渡して欲しいなんて……なんと言えばいいか、とにかく酷いことだと優護は思う。

優護「……むぅ」

せめてアイナには相談した方がよいのではないか、とも考えたが……なんとなくそういう気にもなれなかった。

こっちから口にしてしまえば、そこから色んなところに広がっていくような――と、その瞬間。

ルッチー「――――聖杯、欲しいんだ？」

優護「うひゃぁぁ！？」

突如背後から、優護の耳元で甘い囁き声。思わず情けない声を上げて体が飛び上がると、あはは！と聞き馴染みのある笑い声。

ルッチー「おはようユーゴ！ふふ、そんな可愛い声出しちゃって、面白いねユーゴ」

優護「ぅ、ぁ、る、ルッチーさん……」

ルッチー「じーっとポスター見てるからなんだろなー？って思ってたんだけど、聖杯欲しいんだよね？実は私、そういうのを察するのも得意なんだよ？」

自慢げなどや顔を披露してくるルッチー、きっとそれも番組の企画か何かで得た技術なのだろう。

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