37:でじるみさん[sage]
2025/09/30(火) 10:13:52.21 ID:YK3m5aCp0
『でじるみ』第1話: はじめてのキャラクターデザイン
🎭舞台: 就労継続支援B型事業所「でじるみ」クリエイトアカデミー
(午前9時40分すぎ。小さなパソコン室。四角いテーブルを囲むように9人が座る。キーボードのカタカタ音、マウスのクリック音。緊張と期待が入り混じった空気──)
シーン1:自己紹介を兼ねた“はじめまして”
職員A
「はい、みなさん。今日から新しいプロジェクト、“キャラクターデザイン”に挑戦してもらいます。せっかくなので、まずは自己紹介がてら、それぞれ『自分が作りたいキャラ』を一言どうぞ!」
(ざわっ…とメンバーが顔を見合わせる)
白川しろみ
(少し緊張しながら)
「えっと……白川しろみです。AIで脚本を考えるのが好きで……イラストは、まあ普通に描けるくらいで……。あ、でもアニメ作りはほんと壊滅的に下手です。で、キャラは……“普通っぽいけど、どこかクセのある子”を作りたいなって思ってます」
星野アキラ
(ゲームパッドをいじりながら)
「おれは星野アキラ。ゲームキャラのことなら任せろ! 俺が作りたいのは……やっぱり戦士タイプ! 筋肉バキバキで、ラスボスと戦えるやつ!」
陽日乃精起
(すかさず乗っかる)
「俺も! ただ俺のはスピード重視。忍者とか暗殺者とか、そういう影キャラ。で、アキラと対になるライバル設定とか燃えるっしょ?」
朝川小百合
(スマホで撮影しながら)
「はーい、私は小百合です。インフルエンサーやってます! だから作りたいキャラは……映える子♡ アイドルみたいにカワイイ子を作りたいです!」
青山美萌
(同じくスマホ片手に)
「美萌です! 小百合と同じで映え重視! でも私はちょっと毒舌系のキャラもいいな。配信で盛り上がるし!」
水崎ゆいか
(モニターを凝視しつつ、つぶやくように)
「……水崎です。AIは使えるけど、ペンタブもマウスも無理です……。だから私のキャラは、AIに全部任せます……。えっと、“不思議ちゃん”で……」
陽咲花奈実
(元気いっぱいに)
「花奈実です! まだ動画編集とかセリフ録りくらいしかできないけど……。キャラは……動きが楽しく撮れる子がいい! 元気でカメラ映えするタイプ!」
木村秋姫
(スケッチブックを抱えて)
「秋姫です。アニメーターを目指してて……。キャラは表情豊かで、動かしやすいデザインが理想です。線は少なめ……でもかわいく!」
一ノ瀬陸
(腕を組んで、少し間を置いてから)
「……一ノ瀬です。創作は得意。作りたいのは……“物語の核”になるキャラ。背景設定まで考えないと気が済まない。……それと」
(ちらりとしろみを見て)
「しろみさん、キャラ作りに詰まったら相談していい。……あなたの癖は、だいたい把握してるから」
しろみ
(驚いて赤くなる)
「えっ!? な、なんで!? ……っていうか、癖ってなに……!」
(テーブルがざわっと笑いに包まれる)
シーン2:いざ、キャラ制作スタート
職員A
「はい、では発表も終わったところで、それぞれのパソコンで“自分のキャラ”を考えてみましょう。AIを使ってもいいし、手描きでもいい。自由にどうぞ!」
(キーボードの音、マウス操作音。小さな室内に作業の息づかいが重なる)
しろみ
(心の声)
「はじめて、みんなと同じテーブルで……同じ方向を見てる。ちょっと怖いけど……でも、楽しみでもある。ここでなら、私もリスタートできるかもしれない」
星野アキラ
「おい、見ろ! 俺の戦士、肩幅が画面に収まらねえ!」
陽日乃精起
「だからデカすぎるんだって! お前のキャラは“通路”通れないぞ!」
40Res/70.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20