25:1さん ◆5qHEn/nV7BAc
2025/07/05(土) 22:51:02.83 ID:p5pl6xro0
「…初めて見る顔」
唖然としていると身長の高い星島さんとはまた違った意味で神秘的な女の人が近寄ってきた
この人も超高校級…なのかな?いや、話を聞いている限りだとここにいるのは全員超高校級のはずだからきっとこの人も何か凄い人なんだろうなあ
「あ、初めましてっ!記憶喪失!思春期の危機!自分探しにエジプトへ!超高校級のスフィンクス!四葉代です!」
「混ざっています混ざっています。もう今までの会話全部混ざっています」
「…そう、スフィンクスなの。握手をしましょう」
「森守さん。違います、人です列記とした人ですよ」
「…そうなの、残念ね」
「彼女は四葉代さん。超高校級の幸運らしいのだけれど、どうやら記憶喪失のようで…皆さんより少し混乱していらっしゃるみたいなんです」
「…そうなのね、私は【森守樹(もりもり いつき)】超高校級のレンジャーよ。握手をしましょう」
そういって森守さんは私にぬっと手を伸ばしてきてくれた
枝みたいに長くて、しなやかで、とっても色が白くて
握り返してみるとほんのりひんやりしていて心地よかった。
「森守さんもみんなと一緒にバーべーキューをしていたんですか?」
「いいえ、先ほど帰ってきたところ」
「森守さんも四葉さんを一緒に探しに出てくれていたんですよ」
「ええ、そう。帰ってきたら夾竹桃の枝を使って串焼きをしようとしていたから目が離せない」
「そうなんです…ね?」
「…危うく会場が死屍累々としてしまう所だった」
「何を焼こうとしてたんですかっ!?」
「夾竹桃だけど?」
「恐らく毒のある植物か何かなんじゃないでしょうか?」
141Res/113.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20