40:名無しNIPPER
2025/07/06(日) 13:38:41.48 ID:DoX+pG4l0
「まったく。頭がおかしいんじゃないのっ」
目の前の女の人は不機嫌そうな顔でサラダを食べながら誰と話すでもなく見るからにイラついている
確かにこの状況でこんなことしてるのは私も変だなって思うけど。
「なによ?じーっとこっち見て!何か用でもあるの??」
私の視線に気づいたのか、その人はお皿を机に置いて、イライラした様子で私に声をかけてきた
なんだか何を言っても怒られそうな雰囲気で、正直何を話そうか迷ってると。
「なに?何見てるのって聞いてるんだけど??もしかしてわたくしが見えていないの??それとも耳が聞こえないのっ?!」
沈黙が正解って訳では無いらしくて…
女の人はさらに声を荒らげて私に詰め寄ってきた
とにかくなんでもいいから話さないと。
「あ…素敵なお着物だなぁって……」
「あら?分かるの?良いじゃない。貴方」
「え…えへへ…嬉しいです…」
セーフ…着物を褒められたことで気を良くしてくれたのか、さっきまでのピリピリしたオーラはだいぶマシになったみたいで
表情もなんとなく柔らかくなったような気がする
「この着物はねわたくしに合わせて特注で京都の職人が仕上げた特級品なのよ」
「へぇ……凄いです。」
「そうでしょう?特注の品物を纏うのは特別なわたくし【超高校級の養蜂家】【蜜井 姫子】」
「よ…養蜂家」
「そう。世界各国の王室ですら数年待ちが決定している極上の蜜、そしてわたくしが全て育てあげた特別な蜂達、まさしく現代に存在している女王蜂の頂点」
なんだかさっきの男の人といい、超高校級の人って尊大な人が多いのかな??
「それこそがわたくし!蜜井姫子なのよぉっ!おーっほっほっほ!!」
まだ名乗り口上は続いてたみたいで蜜井さんは扇子を口に当てて高らかに笑い始めた
とりあえず拍手でもしておこう……
何をしている日とかよく分からなかったけど多分すごい人なのには違い無いし……
「仲良く…してくれると嬉しいです」
「ふんっ!まあ。よろしくてよ?まだ話の分かる人間みたいだし」
機嫌を損ねない限りは気のいい人……無のかな?
とにかくこの人は怒らせないようにしておかないと
ぼろが出てしまう前に私はゆっくりと蜜井さんから離れてほかの人たちの場所に行くことにした。
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