62:名無しNIPPER
2025/07/06(日) 21:48:45.39 ID:DoX+pG4l0
「ちょっと!何言ってんのさ??コロシアイなんて!バカ言うんじゃないっての!」
重たい沈黙を切り裂いたのは下さんだった
スピーカーに向かって冷えきった空気を切り裂くような怒号を飛ばした。
「ん?本気だよ、15…あ。16人の生徒でコロシアイをしてもらいます!」
「ん?なに?だったらアンタがあの生徒会の生き残りってこと?」
「ボク?ボクは違うよ?ボクは超高校級の集まる希望ヶ峰学園の学園長だよ?」
次に言葉を発したのは電脳寺くんだった
平然とした様子でモノクマに疑問を投げかけたけど、モノクマは当たり前のことのようにその疑問に答えた。
「けれど…希望ヶ峰学園の学園長は内ゲバ出来レース日本社会には珍しい実力のあるお方だとお父様は…」
「あー。うん代替わり!それよりも才能があるボクが!学園長になったのです!」
次は入光さん
きっとお父さんが学園長とかと知り合いだったのかな
けどモノクマはまたあっけらかんとそれに答えた
「おっけー!んならさ!この展開ルールとかあんでしょ?なんかこれしないと首輪が爆発ーとか
顔面逆トラで顔パカみたいなさ?」
「ん?無いよ?コロシアイが起きない限りはオマエラはここから出れないってだけ!
まあオマエラが楽しめるように定期的にボクもお手伝いはするけどさ?」
さっきと変わらない様子の本多さんの質問にモノクマはそう答えた
ずっとここに閉じ込められるってだけ?だったらここで平和に暮らしていけばいいの?
「なーんか全部の質問がブス!アタシ達がまとまっていなくなってるのは世界的な損失なはずでしょ?!
警察が動くんじゃないの?」
「動かないけど?北斗の拳とかフォールアウトとかウォーキングデッドで司法が機能してたら面白くないじゃん!」
「外はゾンビまみれということですかっ!?それとも核の炎…。
どちらにせよやっぱりここは方舟なんですねぇっ!!?」
「んー。すっごい極端に言うと。極端に言うとそうだよ?外に出たいならコロシアイ頑張ってねってコト
あ。けどコロシアイが初めてって人も多いだろうから背中を押すお手伝いはボクがするよってコトだね」
「つまり…みんなで協力して脱出出来るかもしれないってことですか?」
私は不安を打ち消すようにそう聞いた。
「それもできるかもしれないね?ウププ…
あ、そうだそうだもうオマエラは知ってるかもだけど生活はこのコテージの個室でお願いね!
各個室にここでのルールとか地図とかまとめておいた電子生徒手帳があるから!各自確認するように!」
「それじゃあ!素敵なコロシアイライフを!ピンポンパンポーン」
ブツっと放送が切れて、皆はゾロゾロと動き始める
片付けを始める人、青い顔でコテージに入っていく人、私と同じで固まってる人。
さっきまでの賑やかな空気は…もう完全気冷えきっていた。
■<安価>■
1:何とかひとりで立ち上がって自分の個室で休むことにした
2:誰かが声をかけてきた(人物指定)
下1
141Res/113.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20