【安価コンマ】好きと嫌いと異世界と 2-SS速報VIP

【安価コンマ】好きと嫌いと異世界と 2

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172: ◆gnMVpaH84at6[saga]
2025/07/29(火) 01:19:01.62 ID:AzMcSj8y0

■すげー。

ルル「――――！」

優護「……？ルル、さん」

ルル「ぴぇ！？ぁ、いや、ど、どうかしましたか！？」

優護「その、顔が真っ赤っかなので……だ、大丈夫ですか？もしかして、熱とか……？」

何故かいきなり顔がトマトみたいに真っ赤に染まってしまったルル。優護が心配そうに顔を近づけると、ルルは反射的に後方に飛び下がった。

優護「ぇ？」

ルル「だ、だいじょ、だいじょぶっ……大丈夫ですから！わ、わたし、普通、普通でしゅ！」

ルル「……〜〜っっ！と、とにかく！早く帰りましょう！ゆ、ユーゴさん！」

優護「ぇ、ぁ、は、はい……！む、無理しないでくださいね！ルルさーん！」

ルル「ぅ……ぅぅう……！」

――――別に今まで意識をしてなかったわけではない。いつも近くに居て、彼の人柄を知っていれば……嫌でも意識してしまう。

驚くほどに整った容姿に、思いやりのある性格……そして、先ほど見せた――。

優護『…………はい、自分も、嬉しかったです。ルルさんに怪我がなくて』

あんな言葉を吐きながら、とても可愛らしい顔で微笑む優護。その笑顔が、今までの行動と合わせてルルの心をぶち抜いて……それで。

ルル「……！……！！！……〜〜！！！」

一気に感情が溢れて止まらない、とりあえず暫くはまともに優護の顔は見れないとルルは思った。

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