【ソードアート・オンライン】俺「安価の力でデスゲームを生き残る」
1- 20
452:名無しNIPPER[saga]
2025/09/09(火) 01:46:52.00 ID:JocYoHQT0
数日後
草原

アスナ「このクエスト報酬の…あ、これだわ」トッ

赤ずきん「アスナ「」」フワッ

アスナ「どう?似合ってる?」

俺「あ、ああ…」

アスナ「そう?良かった」

俺(最初に渡された鏡で設定したスキンが消えたからフードも消えたと思ったら、またフード…)

アスナ「俺君も報酬で貰ったよね?着てみたら?」

俺「いや、片手剣だとそれ着たら今より防御力もパワーも下がるし、性能的にな…」

アスナ「いっつも性能性能って、可愛いのに…」

俺「そ、そうか?…」

俺(確かにアスナだと可愛いかもしれないが、俺がフードだと怪しいだろ…)




俺(あの後、俺はアスナに俺の知ってるこの世界の情報を全て与えて一緒に旅をしていた)

俺(正直、今の俺とアスナのレベル差だとパーティーを解散して別々に
レベルを上げた方が効率が良い…)

俺(それは分かっているのだが、俺はこの前言っていたアスナの言葉が少し引っかかっていた…)


アスナ『たとえ怪物に負けて死んでも、このゲームこの世界には負けたくないって考えたら一気に身体が軽くなって』

アスナ『それで気が付いたらここまで来ちゃってた』


俺(…アスナはネットゲーム初心者とは思えない程の才能に溢れている。だがそれは自分の命を、何処か軽く見ている節があるからだ)

俺(自分らしく死ねるのなら、いつ死んでも良い…と己の命を客観的に見ている部分こそが彼女を強くしている…)

俺(だから、街に着いても他人とのコミュニケーションは避けるし俺以外とは必要最低限しか取らない…。もしかしてその為のフードなのかな?)

俺(……逆に俺、今考えるとよくこんなじゃじゃ馬の女の子の心を開けたな)

俺(一歩でも何処か間違えてたら絶対成立してなかった関係だろうに……)

アスナ「どうしたの?」

俺「ああ、いや…」

俺(しかし、俺は出来る事ならばアスナに死んで欲しく無かった。だから…)

俺「ここか」

アスナ「ここが未だβテスターすら挑んで無い迷宮区…」

迷宮区入口「」

俺(普通に攻略して行っても俺とアスナのレベル差はもう埋まらないだろう…)

俺(だからアスナがこの世界のExpの仕様を知らない内にLastAttackを与えて、強引に俺と近いレベルまで引き上げる事にした)


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/418.18 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice