37:名無しNIPPER
2025/09/16(火) 23:15:50.98 ID:f/CB/dZH0
第4問 解答
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美玲「痛ッ!いきなり腕つかむなよ、輝子!…輝子?」
輝子「…るぞ」ボソッ
美玲「ん?」
輝子「山を下りるぞ、乃々ちゃんも…!」ヒソッ
乃々「はっ、はい…!?」
輝子「早くっ…!」ヒソッ
ウチらは輝子についていくままに急いで山を下り、着いたところは街の交番だった…
警官「とにかく、ここは安全ですから、落ち着いて、何があったか話を聞かせてくれますか」
輝子「ハァ…ハァ…ハァ…」
美玲「…輝子、なぁ…大丈夫か?」
輝子「…ウッ…ウウッ…ッ…!」
乃々「あのっ、輝子さん!」
輝子「…!」
乃々「もりくぼはっ…輝子さんが何言っても、変だとか思いません…あの時、きっと自分たちのこと守ろうとしてくれたって思うから…輝子さんを信じます…だから…なんでも話してくださいっ!」
美玲「ウチだって同じだッ!おまわりさん、こいつは話すのが苦手なとこがあるけど、すごくイイやつなんだッ!だから、どれだけ時間かかっても、こいつの言うこと、ちゃんと聞いてやってくれ!」
輝子「乃々ちゃん…美玲ちゃん…」
警官「わかりました。一度深呼吸して、少しずつでいいので、何があったか話してくれますか」
輝子「フゥ………キノコが、採られてたんだ…」
警官「キノコ?」
輝子「あのキノコは体内に入れると強い幻覚作用を引き起こすんだ!それをあんなたくさん採るなんてまともじゃない!なのに美玲ちゃんも見える場所にあるのを採らずに山を下りるなんてありえない———」
「採ったヤツがまだ、あの山にいる…っ!」
美玲・乃々「「…っ!?」」
警官「すぐに署に連絡します!」
輝子「…ごめん…私が…2人を誘ったから…巻き込んじゃって…」
美玲「何言ってんだッ!キノコに詳しい輝子だから、危ないってわかったんだろッ!」
乃々「こうして無事でいられるのも…輝子さんのおかげですからっ…!」
輝子「うっ…うううっ……うううううううううっ!」
美玲「グスッ…輝子ォ…!」ギュッ
乃々「輝子さん…っ…!」ギュッ
その後、警察の捜査でキノコを採っていたグループが捕まったと聞いた
あちこちで同じようなキノコをクスリにして取引していたとか
もし、あの場で輝子がウチを止めてくれなかったら…
今でもあの山のことを思い出すとゾッとするけど
あの瞬間を3人で乗り越えられたことは、今でも誇りに思う
礼「というわけで正解は『毒キノコが犯罪者に採取されていることに気づいたから』」
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