【ソードアート・オンライン】俺「安価の力でデスゲームを生き残る」第2層
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329:名無しNIPPER[saga]
2025/09/18(木) 22:01:46.16 ID:l73q2O+40
はじまりの街

俺「俺は誰かを守りたいからとか、待ってる人が居るとか、英雄になりたいとか…」

俺「…そんな大層な戦う理由は、持っていない」

俺「最初にこの街を出た理由だって、ここでずっと絶望して…ただ腐って行くだけの自分に耐えられなかっだけ…」

サチ「腐って行く?…」

俺「……俺は、いつか終わる日をただじっと待っているのが嫌だったんだ」

俺「誰かが100層を攻略したらこのデスゲームは終わる…。でも、誰も攻略しなかったら?」

俺「攻略する前に、現実世界の俺達の身体に限界が来てしまったら?」

サチ「身体に限界が来るって、どう言う事?…」

俺「俺は最初の1日目や2日目に見てしまったんだ…。恐らく回線切断したプレイヤー達が突然倒れた現象を」

サチ「あ…」

俺「何週間か経った時にも、はじまりの街に居た大量の人達にも発生したって聞いた」

俺「幸い直ぐ復帰した人も居れば、そのまま戻って来なかった人も居ると…」

サチ「…。」

俺「それらは恐らく現実の俺達が病院か何処か専用の施設に移された際にネットへの接続を切断されたから起きた現象…」

俺「つまり、現実世界の俺達は今…何らかの方法でずっと病院で眠らされてるんだと思ってる」

サチ「うん…」

俺「何年もそんな状態じゃ間違い無く筋肉はどんどん衰えて行くだろうし、ナーヴギアに接続しっぱなしの状態が脳にどんな後遺症を残すかも分からない…」

俺「つまり…ひたすら待っていてもリアルの身体に限界が来てしまった時点で、このデスゲームはゲームオーバーなんだ…」

サチ「…!」

俺「このゲームにはタイムリミットがある…。そう考えたら、後はもう自然と前へ進み続けるのみだった…」

俺「まさかこんな早く最前線に追いついて、攻略組の一人になってしまうのは予想外だったけど…」



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