シンとサム 〜2人は最強王子〜【ガンダムSEED DESTINY×ハイパー海物語】
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12:シンサム・アスカ[saga]
2026/10/02(金) 09:04:09.89 ID:4wlXTdFj0
そして遊んだあとにそれぞれビーチチェアに寝転ぶ5人だった。

ヴィーノ・デュプレ
​「あー……遊んだ遊んだ! やっぱ南の島のバカンスは最高だな!」

​ヴィーノが両腕を頭の後ろで組み、伸びをしながら爽やかに笑う。
隣のチェアからは、浮き輪を傍らに置いたヨウランが呆れたように声をかけた。

ヨウラン・ケント
​「お前な、泳ぎ疲れてそのまま寝るなよ? 焼けて痛い目見るの自分だぞ」

ヴィーノ・デュプレ
「わかってるって! ……にしてもさ、こうやって眩しい空と海をぼーっと眺めてると、なんか不思議な気分にならないか?」

​ヴィーノはサングラスを少しずらし、青く澄み渡る空を見上げた。

メイリン・ホーク
​「不思議な気分?」

​冷たいトロピカルドリンクのストローを咥えていたメイリンが首をかしげる。
その隣で、サンバイザーを目元まで下ろしていたルナマリアがくすりと笑った。

ルナマリア・ホーク
​「なに?急にポエマーみたいなこと言い出して。ヴィーノ、熱中症にでもなった?」

ヴィーノ・デュプレ
「ちがうっての! なんというかさ……俺たちってさ、『前世』は何だったと思う?」

​ヴィーノの突然の問いかけに、風に揺れるヤシの木の葉がサラサラと音を立てる。

ヨウラン・ケント
​「前世ぇ!?」

​ヨウランが吹き出しそうになりながらヴィーノを振り返った。

ヨウラン・ケント
​「また妙なこと言い出したな。前世なんてあるわけないだろ。科学的に考えてさ」

ヴィーノ・デュプレ
「いやいや、ロマンだよロマン! メイリンはどう思う?」

メイリン・ホーク
「えーっ、前世かぁ……」

​メイリンは顎に指を当て、少し考えてから笑顔を弾けさせた。

メイリン・ホーク
​「私はねー、きっと大昔の海賊船の通信士とか! 暗号を解読して宝島を見つけるの!」

ルナマリア・ホーク
「それ、ただの憧れじゃない? でもメイリンらしくて似合ってるかもね。」

​ルナマリアは楽しそうに笑い、自分のビーチチェアの上で軽く体を起こした。

メイリン・ホーク
​「じゃあお姉ちゃんは?お姉ちゃんの前世は何だったと思う?」

ルナマリア・ホーク
「私?そうねぇ……きっと、高貴な王様を守る女騎士とかじゃない?赤い甲冑を着て、剣を振るってたのよ!」

ヨウラン・ケント
「うわ、自分で言っといてめちゃくちゃ似合いそう……」

​ヨウランが引き気味に呟くと、ルナマリアは「なにか言った?」とジロリと睨みを効かせる。

ヴィーノ・デュプレ
​「ちなみに俺はさ、歴史に名を残す大発明家だったと思うんだよねー。世界を変える機械を作ってたはず!」

ヨウラン・ケント
「はいはい、ヴィーノは夢が大きくて結構なことで」

​ヨウランが投げやりにつっこむ。

ヴィーノ・デュプレ
「ヨウランはどうなんだよ!」

ヨウラン・ケント
​「俺? 俺は……そうだな、どこかの国の宮廷会計士か学者だな。毎日静かに書斎で数字と向き合ってるようなさ。お前らみたいに騒がしい奴らに振り回されない静かな人生」

ヴィーノ・デュプレ
「絶対退屈じゃんそれ!」

​賑やかに盛り上がる4人のやり取りを、一番端のビーチチェアに寝そべっていたシンは、静かに目を閉じたまま聞いていた。
波が寄せては返す音が、どこか遠い記憶の残響のように心地よく耳に届く。


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