204:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/27(木) 01:54:37.28 ID:IZydiZMmo
その言葉を聞き男と女の顔に多少の緊張が現れるが、他のベテランのワーカー達には特に緊張はみられない
この小隊にBランクのワーカーは二人だけ。その他は全てAランク…それもそれなりに名の売れたベテラン達で構成された右翼最強の打撃部隊である
女騎士「突入後は、各自で後続の脅威になりうる魔物を中心に攻撃してもらえればいいのだが、敵陣の突破を最優先に頭の中においておいてほしい」
ワーカー1「何かまずい物でもみつかったか?」
女騎士「偵察部隊からの報告で、山の麓に謎の魔方陣が発見された。どうやらそこから魔物がでてきているらしい。我々の最優先目標はその魔方陣の破壊となっている。左翼長の小隊との共同作戦だ」
ワーカー1「今まで不明だった魔物の輸送手段が判明したってことか…」
魔物達が突如として大軍勢で現れる…過去にもそんな例はいくつかあったのだが、その全てにおいて輸送手段は謎とされていた
何らかの手段で入り込んだ魔物が、その魔方陣を描くことで増援を呼ぶ…謎が一つ明らかになった瞬間であった
女騎士「敵陣を突っ切ることになる。近接戦闘のできない者を内側に、外側を近接職で固めた楔形陣形で突破する。敵は突破の邪魔になるものだけ攻撃しろ。後は後続がどうにかしてくれるだろう」
女騎士「今回我々が動員した兵力はおよそ2000人。敵の規模はその倍はいるそうだ。未だに魔方陣から増えているということから、我々の行動次第で戦局は大きく動くことになるだろう。…以上だ質問は?」
女騎士「…ないようならこれで解散だ。各自作戦開始時間まで自由にしていろ」
そう言うと女騎士は背を向け作戦本部のあるテントへと歩いていった
同時に各自の準備を始めるワーカー達
他の小隊のワーカーも少しづつ周囲に増え始め、作戦の準備は整い始める
その様子を少し緊張した顔でみつめる男と女
作戦開始時間は刻々と近づいてきていた
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