過去ログ - 「( ^ω^)ブーンが兵士になるようです」
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]
2010/04/04(日) 19:10:05.02 ID:Ho10I.ko
( ^ω^)「来たお」
(´∀`) 「来たって……何がだモナ」
( ^ω^)「おまwwwwwwwwww募兵に決まってるお。そのために今までこうして山で修行してたんだお」
(´∀`) 「そうだったモナ。で、旗の色は?」
ブーンは珍しく真面目な顔をしていた。
登っていた木から落ちそうな位に乗り出すと、遠くをにらつけている。
( ^ω^)「黄……多分、黄だお」
(´∀`) 「おぉ、ついに来たか。俺たちの元へ白以外の旗が」
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]
2010/04/04(日) 19:32:47.92 ID:Ho10I.ko
春と呼ぶにはまだ少し早い気がする肌寒さが二人を包み込む。
それでも山の草木はもう春が来たと考えているようで、そこかしこで若芽が顔をのぞかせている。
聞こえるのは風が吹くたびに擦れあう葉の音と、朝方に仲間を呼び集める小鳥達の鳴き声。
以下略
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[sage]
2010/04/04(日) 19:52:51.52 ID:Ho10I.ko
半刻程、走り続けるとようやく辺りは平坦になり視界が一気に開けた。
そこからさら進むと徐々に道は整備され、山の頂上から一刻も走れば、道の左右はどこを見ても
人の手によって植えられた作物で埋めつくされている。
以下略
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/04/04(日) 20:58:52.40 ID:Ho10I.ko
まもなく、二人は生まれ育った村に足を踏み入れた。やましい事など一つも無いが不思議と人目を避けたい衝動にかられる。
なじみの誰かにあえば決心が揺らぎそうで、認めたくは無いがそれが怖かった。
以下略
5
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]
2010/04/06(火) 23:23:39.08 ID:GlR0nIM0
/ニニ∧
(´∀` ) <暇だぜ・・・
____┌ニ|ニニ二|__
_ ┌_,'_"-┬-__,┐'"゙ ̄.モモ| |
(0) ロ)ュ)ニニニ))二二))___)) ,)-┐.||. Эモ;;|__| ,,, ,,,,,
以下略
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/04/09(金) 13:55:48.11 ID:putAbFEo
村の外周には塀が無く内と外の明確な境界線が無い。
だが村の北東部に、周囲の建物より立派な門が一つだけ建てられており、そこだけがはっきりと内外を隔てている。
この無用の長物を使うのは年に何度か、白旗を掲げてやってくる愚か者の一行だけであった。
以下略
7
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/04/09(金) 13:59:43.82 ID:putAbFEo
|/゚U゚| 「準備、整いました」
(=゚ω゚)「じゃあ、始めようか」
|/゚U゚| 「では、早く来たものからここへ」
以下略
8
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]
2010/04/09(金) 14:01:14.82 ID:putAbFEo
顔は分かるが名前は知らない。
ブーンとモナーはあまり同世代の村人との接点を持っていなかったので
先に話しの終わった者達に内容を聞く事になかなか踏み切れなかった。
以下略
9
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/04/09(金) 14:03:57.37 ID:putAbFEo
( ^ω^)「……立派な刀だお。人一人くらい真っ二つにできそうだお」
刀の柄には美しい飾りがつけられている。
紫と白の紐が柄から垂れ、男が動くと二色の紐が絡み合って解ける様は蛇のように見えた。
以下略
10
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/04/11(日) 19:45:59.29 ID:oTeNUFUo
( ^ω^)「あと出身って、ブーンはこの村の出身だお」
|/゚U゚| 「あぁ、どこの民かを書いてくれ。よく分からなければ親のもので構わない」
( ^ω^)「あぁ……、そう意味ですかお」
以下略
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/04/11(日) 19:47:49.62 ID:oTeNUFUo
陸続きの三つの大国、南西の「武」、東の「野」、北の「盤」がそれぞれに内乱を抱えていたため
国力の弱まった「総」が侵略される事は無かったが、逆に他国へ協力を求めることもできず
延々と三つの民族による戦は続けられていった。
以下略
12
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/04/20(火) 23:10:53.23 ID:oJScHBYo
( ^ω^)「さて困ったお。騎士さんと違う出自なら間違いなく出世は望めないお」
商人の付き人はどんなに優秀でも、親方と違う出自では暖簾を分けてはもらえない。
これはこの時代、子供でも知っている常識であった。
以下略
13
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/04/22(木) 20:47:01.83 ID:O6ytFwDO
とりあえずモナーこっち見んな
14
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]
2010/04/22(木) 23:54:48.50 ID:xmE0b4Qo
いきなり騎士になるって、兵士になるんじゃなかったの?
15
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/04/23(金) 14:10:16.63 ID:kFR6.MDO
こっちみんな
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]
2010/04/24(土) 00:00:11.29 ID:grFGYlIo
(´∀`) 「下総モナ」
モナーは最後の質問にそう答えると小刻みに震える手で書き記す。
少し離れた場所からはブーンが祈るような視線を送っていた。
以下略
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/04/24(土) 00:33:49.70 ID:grFGYlIo
(´∀`) 「字、書けるみたいだモナ」
青年は質問に答えをすらすらと紙へ書いている。
( ^ω^)「結構売りになると思ったんだけど、そうでもないかもしれないお」
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]
2010/04/24(土) 07:53:53.64 ID:grFGYlIo
(=゚ω゚) 「よし。それじゃあ行こうか」
全員に簡単な質問を終えると村長の屋敷の場所を尋ねられた。
モナーが答えると、その場でしばらく待つよう伝え、二人は教えられた場所の方へ早足で消えていった。
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]
2010/04/25(日) 01:02:33.67 ID:.xT6njg0
VIPじゃなくてちゃんとGEPに書いてくれる人マジ大好き
20
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/04/29(木) 14:46:49.98 ID:CIRCCh6o
村を出た時、既に日はやや傾いていた。
六人の青年達は誰も欠ける事無く、イヨウの後について歩いている。
進む方角は常に西。人の往来よって作られた道からは大きく逸れる事はないが
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]
2010/04/29(木) 14:47:50.00 ID:CIRCCh6o
( ^ω^)「もう足が棒だお」
( ´_ゝ`)「あの、お屋敷までの道程は残りどの位なんですか」
(=゚ω゚) 「そうだね。このまま道なりに歩き続けていれば朝には到着するさ」
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