過去ログ - 「( ^ω^)ブーンが兵士になるようです」
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38:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/06/07(月) 17:16:26.28 ID:Jb7MhwMo
( ^ω^)「しかし、馬ってほんとにでかくて強そうだお」

ブーンの周りを真っ黒な馬がぐるぐる回っている。最初こそ恐怖を感じていたが、今はもうその巨体に視界を塞がれても手で軽く押してどかしてやる程になれた。

それを見ていたオトジャが誰も話していないのを待って切り出した。

( ´_ゝ`)「あの……、お二人とも歩いて村まで来たんですよね。馬がいるのなら、それに乗って移動した方がもっと早かったんじゃ」

(=゚ω゚) 「いやぁ、馬じゃとてもあの森は走れないからね。どうしても遠回りになってしまうし、何より目立っちゃうよね。あまり目立つのさ、ね」

イヨウが馬の背を軽くたたくと、体を少し持ち上げて前足を外へ出す。たしかに、あの根が盛り上がり苔でぬかるんだ森を走るのには不向きに見えた。それからすぐに、森の一件が頭に浮かぶ。

(=゚ω゚) 「それに帰りは、有望な若者達と一緒のつもりだったからさ、じゃあ徒歩でいこうかって」

( ´_ゝ`)「なるほど」

(=゚ω゚) 「さて、じゃあそろそろ行こうか。完全に夜が明ける前には帰りたいからね」

イヨウが腰を上げると、それに習うように一行が立ち上がった。部屋に緊張が走ったが誰もそれに気がついていない様に振舞う。

川 ゚ -゚)  「ほらお母さん」

スナオが着物の裾を踏んでしまってうまく立ち上がれないデレの手を引きあげる。

ツンは部屋の隅から大く平たい板を二つ、部屋の中心辺りに重そうに運び出していた。


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