過去ログ - 澪「好きだよ。………好きだった」
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262:気に入りません ◆EXypm9zea.[sage]
2011/08/09(火) 00:09:29.59 ID:aHEtgrK90
柔道の試合に無理やり出場させられる悪夢から目覚めると、私は唯先輩に絡みつかれていました。
まだ唯先輩は寝息を立てています。文字通り寝技です。すでに日は水平線の向こうに傾き、あたりは暗くなり始めています。
身体が冷えるので、私は先輩方を起こしました。

「んー? もう朝?」

「寝ぼけてないで起きてください。もう夕暮れですよ唯先輩」

水着からシャツに着替えた後、ムギ先輩の提案で、バーベキューをすることになりました。
円形のバーベキューコンロや炭への着火剤など、必要なものはすべて揃っていました。琴吹家恐るべしといったところでしょうか。

皆でさっそく準備に取り掛かります。まずはコンロの準備です。
新聞紙を使ってなんとか小さい炭に着火させることが出来ました。火を大きくするには時間がかかりそうです。
私たちはその間にコテージのテラスにテーブルを出して、即席の料理場を設けました。
それから食材を室内の冷蔵庫から取り出して、調理台の上に並べます。野菜類は唯先輩と律先輩が担当することになりました。

唯先輩がオニオンスライスで号泣している一方、律先輩はそつなくどんどん野菜を刻んでいきます。その手際はとても素早いものでした。
まじまじとその作業を見ていると、私の視線に気付いた律先輩が顔を上げました。




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