過去ログ - 澪「好きだよ。………好きだった」
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60:気に入りません ◆EXypm9zea.[sage]
2010/06/08(火) 19:16:53.19 ID:P.IlV6DO
「あら、二人とも早いのね。さっそくお茶にしましょう」
入ってきたのはムギだった。
スカートはめくれ、頬も赤い、扇情的な様子の梓は、私の身体が死角になって見えなかったらしい。
梓は素早く服を整え、私を突き飛ばし、ムギの横を駆け抜けていってしまった。
「澪ちゃん……、梓ちゃんと何かあったの?」
心配そうな声音で、けれど好奇心は隠そうとせずに、ムギが聞いてきた。
何となく考えていることが判る。二人きりの放課後、高まる鼓動、禁断の姉妹愛―――、そんなところだ。
「ちょっと、な」
その受け答えさえ、ムギには意味深長に聞こえたのだろう。
恥じらうように両頬に手をあて、まあまあまあなんて呟きながら、顔を赤らめていた。
こんな状態のムギには話が通じそうにもなく、梓はどこへいったのかなとぼんやり考えた。
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