過去ログ - 黒子「わたくしに、お目付け役ですの?」固法「近いうちに派遣されてくるそうよ」
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11: ◆qOeedHp6KI[saga]
2010/06/27(日) 03:03:34.75 ID:RIqcOKo0

 どことも知れない場所。
 時間は深夜0時。
 学生がその大半を占める学園都市はそのほとんどが眠りについている時間。

「別にかまわねェがな」
「まぁ、不便になりますけどね」
「私も特に依存ないわよ」
「………」

 とあるマンションの一室。
 集まったのは『グループ』の一方通行、海原光貴、結標淡希、土御門元春。
 そして、『グループ』の下部構成員、紅黄碧。

 いずれも学園都市の暗部を知る者達だった。
 『グループ』はそれぞれが闇と守るべき弱点を抱えている。
 だが、下部構成員の紅黄には特にそういった事情はなかった。
 すなわち、表に戻ろうと思えば戻ることは不可能でない位置にいるのだ。

「まさか、こうも簡単に了承されるとは……」

 なかば呆れながら、紅黄碧はほっとした表情を浮かべた。
 彼の読人感応能力<サイコパスヒューマン>ではとてもではないがこの四人を相手に戦えない。

「抜けるのは構わないが、聞いてもいいか?」

 先ほど一人だけ無言だった男、金髪アロハシャツの土御門元春が言った。
 いつものおちゃらけた口調ではなく、真剣に。

「本当に、表の世界に戻れるのか? 下部構成員とは言え、裏と闇に染まったというのに」
「あらま、聡明な土御門さんらしくない愚問だね」





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