過去ログ - 黒子「わたくしに、お目付け役ですの?」固法「近いうちに派遣されてくるそうよ」
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13: ◆qOeedHp6KI[saga]
2010/06/27(日) 03:04:20.08 ID:RIqcOKo0


 紅黄はわずかに胸を張り片目をつぶり、右手の人差し指をピンとたてる。

「その下部構成員というところがポイント。別に俺は誰かからマークされてるわけじゃないし何かの計画に携わっているわけでもない。
 暗部の情報が洩れるのを心配するならそれこそお門違い――」

 どこか諦めたような、それでいて楽しそうな、つかみどころのない笑顔を向けて。

「私は『グループ』の下部構成員を抜けて、下部研究員になることになりました」

 一瞬、目の前の4人がポカンと口を開いた。

「前線に行かなくなり『グループ』活動にも明るくなくなるけれど、扱いそのものに変化はない部署ですね」


「おい、誰だァ? ンなポスト用意しやがったのは」
「海原じゃないの? いつものように」
「いいえ、覚えはありませんね」
「にゃー、これって抜けるっていうのかにゃー」
「名目上は残って実質は抜けている状態ですね」
「なンだ、その中途半端な位置は」
「暗部として動かないけど、抜けたわけではないから目はつけられないわね」
「実質の活動が監視されるような立場でもない……それこそ下部構成員だからにゃー」
「あとは実働として彼に関わる我々が容認すれば、問題は一切なくなるわけですね」
「……ついさっき容認しちまったじゃねェか」
「……なんというか、とんでもなく狡賢いにゃー」
「あんたが言うんじゃないわよ」


「ああそうだ、下部研究員としての研究課題を提示しなければなりませんね」





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