過去ログ - 【駒鳥の】ローゼンメイデンが普通の女の子だったら【帰り道】
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/10/11(月) 21:42:36.11 ID:GAMgu6k0
結局私達は、一時間程お喋りに花を咲かせ……
それから私は夕食に誘われたけれど、急な訪問だった事もあり、明日改めてお邪魔する事にさせてもらった。
半分ほど開いたシャッターの前で、薔薇水晶が私を見送ってくれる。
彼女は小さく、ん、と頷きながら手を振ってくれた。
私も、「はい、また明日」と答えて手を振る。
太陽はとうに沈み、営業を終えた商店街には街灯が灯るだけ。
ここから家までは、10分もかからない。
それでも。
その僅かな時間さえ、温かだった私の心を冷たく、寂しい現実に引き戻すには十分だった。
〜※〜※〜※〜
「まあ、そんなに沢山のお砂糖を?」
「……うん……止めるの間に合わなくって……ザバー、って……」
翌日、私は薔薇水晶の家のキッチンで、彼女と並んで料理をしていた。
どうやら、この家での料理当番は、すっかり薔薇水晶で固定されてしまっているようだ。
彼女は色々な話をしながらも、随分と慣れた手つきで野菜を刻んでいく。
かくいう私も、一人暮らしだけあって、フライパンの中のハンバーグをひっくり返すのもさまになってると思う。
私は一度家に帰って制服を着替えてから……
それから彼女の家に来て、薔薇水晶からエプロンを借り、そして今に至る。
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