過去ログ - 【駒鳥の】ローゼンメイデンが普通の女の子だったら【帰り道】
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44:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/10/11(月) 21:43:21.51 ID:GAMgu6k0

こうして二人で料理をしていると、何だかこそばゆいような、不思議な幸福感で満たされる。

「何だかこうして見ると、若奥様ばらしーちゃん、といった感じですわね」

トントン、と心地良いリズムをまな板で刻む薔薇水晶を、ちょっとだけからかってみた。
少し恥ずかしそうに口を尖らせた彼女を見て、私も思わず笑みを浮べた。

出来た料理をお皿に盛り付け、テーブルに並べる。
それから薔薇水晶はエプロンを脱ぎ、椅子の背もたれにかけた。

「……お父様、呼んでくる……」
「あら、ばらしーちゃんは休んでいて下さいな。私が呼んでまいりますわ」

私は薔薇水晶を席に座らせてから、エプロンを付けたままで槐さんを呼びに行く事にした。

二階のリビングから一階の工房までの道のりには、まだ開かれていないダンボールの山が積まれている。
次の休日にでも、荷物の整理をしなくてはなりませんわね。
そんな風に考えながら、私は工房の仕切りカーテンを開いた。


  〜※〜※〜※〜


「ゆっきー、何か良い事でもあった?」

週明けの月曜日の昼休み。
机をくっつけてお弁当をつついている最中、オディールが唐突に私に尋ねてきた。
 


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