過去ログ - 上条「なんだこのカード」その2
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105:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2010/10/14(木) 05:55:15.95 ID:HDI5lWwo
ローラ「その様な物は、ついぞ聞いたことが無いな」

アックア「あくまで白を切り続けるのであるな。だが、我々ローマ正教を舐めないでもらいたいのである」

こっちは何処に合って誰が所有しているのか知っている。だからわざわざここに居るのである、という事は言わずとも伝わるだろう

アックア「右手に異能を打ち消す力を持っているとはいえ、本質的にか弱い上条当麻の手元に禁止目録を預けることが出来るのも、その様な装置があってのこと、ということぐらいは想像に難くないのである」

ローラ「なれば、仮にその様な物がありけるとして、なぜそれを壊すなどとのたまうのである。壊れてしまえば禁書目録自身が危険なだけでなく、どこかの組織に渡ればバチカンとて危険にさらされる可能性も孕んでおる。これもまた想像に難しくな いと思いたりけるが? 」

コホン、と一つ咳払い

アックア「だから、我々を甘く見るなと言っているのである。今現在、禁止目録がこの国、貴殿らの管理下にあることは知っているのである。そして、例の霊装が貴殿の管理下にあるものであるという事もな」

壊すのにはこちらもそちらも最も都合が良いのである。と付け加えた

ローラ(やってくれおるわ。これまでの僅かな言葉でこちらの信用信頼を切り崩しに来るとは厄介であるよ。もとより疑う者も多いと言うのにの )

しかしながら、彼女は彼女の考えようには個人的とも言える理由があって、絶対に破壊などとそんな真似はしたくない

ローラ「貴殿の言うバチカンの力を考慮すれば、その様な情報、最近入手した訳でもあるまい。それでいて、なぜ、今なので ありけるか?」

アックア「貴殿の言う偉大な事業に水を差されては困る、というのがローマ正教としての理由である」

アックア「そして、一傭兵だった時に世話になったイギリスと世界を憂う、ウィリアム・オルウェルとしての理由は」

アックア「神の右席の約一名の暴走を、事前に止める為である」

テッラは死に、ヴェントは療養中。その状況でアックアがこのような事を言うのだ、その一名は決まってくる

つまり、右方のフィアンマがその霊装を狙っている。そういう意味を成す

禁止目録の遠隔操作霊装。その存在が、俄然真実味を増した

ステイルはその言葉をかなりの近くで聞きながら、しかしそれでも理性的に自らを抑える

確かに、そういう装置が無ければ、禁書を他の者や組織に奪われる可能性が出てくる。それから守るためには幽閉などという方法を採らざるを得なくなる

だが、そこまでの危険を踏まえた上で、どうして禁書という存在を作り出す必要があったのか

既存の理由では、やはりその謎を埋めるに値しない。まさか、最大主教の私利私欲の為という訳でもないだろう

ありえそうなラインならば、最大主教がそれを利用しようと考えている、そんな程度しかあり得ない

最大の疑問を見つけ、ステイルはその場を後にした


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