36:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2010/10/06(水) 08:21:18.69 ID:CMYhbyMo
部屋の中には、先客として常盤台の制服を来た少女が4人ほど居た
一人の入院患者を取り巻くようにして、かなり近い位置でベッドに腰掛けていた
クローン体である彼女たちは、そのベースよりも直情的な行動に出る
それは、人生経験が極端に短いという、赤ん坊や幼児たちがそうであるのと共通の理由から来ているのかもしれない
理由はともかく、某超能力者と同じ姿をした少女達がその両手を伸ばし一人の男に絡みついている
上気した顔は、日頃無表情な彼女たちのそれとは比較にならない程、紅色に染まっていた
所謂ハーレム状態である。別に服がはだけていたりする訳ではないが
上条「おお、御坂。お前も来てくれたのk」
包装ごと変形した見舞の品(クッキー)が中心の男めがけて、飛んだ
御坂「何やってんだアンタはぁぁぁあぁあぁああ?!」
上条「おおぅ、いきなり御挨拶ですなー。コレ、差し入れか?」
右側から飛来した箱を左手で掴み、破れた包装の隙間から覗き込む
その怒声を気にせずに絡み続ける妹達。自分と同じ姿の連中にキツイ視線を送るが完全にスルーされる
御坂「そうよ、じゃ な く て !!どういう経緯でこんなことになってるのよ?!」
上条「こんな状況って言っても、暇なんで話し相手になってもらってるだけだぞ」
御坂「話し相手って、どう見ても怪しい宗教の教祖みたいじゃない!!どんな話したらこうなんの!?そこ、胸に腕を押し付けん な!!」
たくさんの御坂を前に軽くフリーズしている白井を余所にして、御坂は上条の元へ詰め寄る
御坂「日頃紳士とか言っといて、やっぱりこれがアンタの本性なのね」
上条「いやいや、ワタクシ紳士ですのよ。なぁ、これ食ってもいいか?」
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