816:本日分(ry どうしてこうなったその2。次は水曜か木曜に投下できるのを目標にします[saga]
2011/01/24(月) 02:50:09.55 ID:YJTWE+ixP
ジィィ、とファスナーを下ろす音が部屋に響く
このままでは、間違いなく犯られる
だからといって、手錠が有って抑えつけられては、仰向けで尻を向けたままで身動きが出来ない
尻に、看守の吐いた唾液が付着する感覚がして、嫌悪感が体中に鳥肌を作った
「へへっ、こういうのは初めてか。力抜けよぉ? 切れちまうからなぁ! まぁでも、たぁくさん悲鳴を上げてくれて構わないんだぜ。どうせこの留置区画には他に誰もつかまちゃいないからな。オレサマが興奮するだけだってことよ!!」
肛門に、温度の高い"モノ"が触れる感覚があった
一瞬の後には、それが身を突き刺すだろう
冗談ではない。当麻の意識を失わせ、今度は体にも一生物の傷を作らせてしまうのか
本人の許可を得ず、私達の勝手な判断でアメリカに来て、更に傷つける?
ふざけるな。これ以上私達の当麻を傷つけさせて、たまるか
左手を、右腕を拘束している手錠に伸ばした。手先の微小機械が、この手錠が何で出来ているのか解析していく
その様子が、看守には最後の抵抗の為に必死で手錠を外そうとしているように見えた
「ははっは!! 手錠ってのはそんな簡単にゃ千切れないぜぇ。簡単に壊れちゃお前らみたいな犯罪者を拘束できねぇからなぁ!!」
男の声を聞いて、うつ伏せの上条は半分の顔で男を睨んだ
そして微小機械の結果が必要なエネルギーを割り出し、使うまいと封印していた対消滅を発動させる
この程度の手錠は、簡単に壊れる予定であった
だが―――
(そんな!? 余剰エネルギーの安全化処理が間に合わない?!)
(演算領域も不足してます! 疲労が伝達系を圧迫して、これでは―――――)
暴走したエネルギーはその手錠を中心に、上条を襲った男も、この留置所も、周辺の一般民家や施設を含んで、全て灰燼に帰してしまった
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