過去ログ - 上条「なんだこのカード」その2
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857:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/02(水) 01:20:56.11 ID:QdSb/MA2P
フィアンマ「馬鹿な老人共は、終末という形式の正式な行程を噛ませているのだと思っていると予想が付くが、ズレを正していない状態で、どこまで扱えるという」

フィアンマ「まぁそれでも、ミカエル程の大天使は無理であっても、名もなき天使崩れのような小粒なら、その終末の術式理解とローマの研鑚次第でなんとでもなるだろう」

フィアンマ「だが所詮、大天使など、お前たちには過ぎたる存在。俺様にとってはちょっとした玩具でしかないがな。せいぜい自慰行為にでも耽っておけ、小物達よ」

独り言をつぶやきながら彼は禁書目録の額から手を離し、そばに有る霊装に手をかけた

それによって、先程まで穏やかな顔をしていた禁書目録の顔が苦痛に歪みだす

「フィアンマ様」

彼の部屋に、法衣の上からでも屈強な体をしているのが分かる魔術師達が立ち、フィアンマに呼び掛ける

フィアンマ「なんだ? お前たちは隕石の迎撃に配備していただろう?」

「いえ、それが」「先程降臨したローマのミカエルによって、西欧地方に降り注ぐ予定だった物が全て細かく打ち砕かれましたので」

「他の地方に降る予定だった物も、各教派・信仰の手によって迎撃された模様」「残りは、アメリカサイドの放った地殻破壊用の現代兵器によって、です」

フィアンマ「ほう。ロートル共も、随分と気前よくやってくれるじゃないか。分かった、お前たちは他の部隊の護衛に回るか、待機しておけ」

頷き、魔術師たちは部屋を出て行った

フィアンマ(……西欧と言ったか。ひと括りに言っても、イギリスなどを始めとして、ローマの勢力下ではない宗教組織はいくつもある。そういう所に落ちる石ころについては、ローマの老人共が迎撃する必要性は無い)

フィアンマ(いくら老人たちが無能とは言っても、高水準な術式展開力をもつローマ正教に、落下地点予測が出来ないわけが無い。ということは)

フィアンマ(例え隕石の落下地点が分かっていても、ピンポイントに守る守らないをミカエルに指定するだけの細かなコントロールが出来ていないということか)

フィアンマ「フフン、連中、やはり完全に制御できていないようじゃないか」

そう、鼻で笑って、再びフィアンマは禁書目録の額に手を置いた


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