865:本日分(ry チャリでこけると股間が痛いNE[saga]
2011/02/02(水) 01:33:03.27 ID:QdSb/MA2P
?「だが結局、そこには何の答も無かったよ。結局有ったのは、私の記憶の中の駒場利徳だけだった」
半蔵「なんだと? お前、何を言ってやがる?」
?「もちろん、君についての記憶もある。服部半蔵。最初に彼女から君の名前を聞いた時は、思わず吹き出してしまったぐらいに、君の名前には驚いた」
この人間は、自分のことも知っているという。気持ちが悪い、気味が悪い
半蔵「彼女だ? 俺にはお前のような知り合いは居ねえ。見たこともねーしな! だからお前は何なんだよ?!」
彼は腰に持っていた拳銃を抜いて、その人間に向ける
その行動について全く興味も恐怖も感じない様子でに、その人間は変わらずに口を開いた
?「そう言えば、君は今、アメリカ側に行動を支配されているのだったな。アメリカから私を殺すように命令されたのか?」
半蔵「へーぇ。あんな奴らに何時までも付いているとでも? 人質も助け出してとうの昔に俺は自由だぜ! つまり、今銃をお前に向けているのは、俺の意思だってことだ!!」
半蔵の拳銃から銃弾が弾きだされ、彼の前に立っている人間の頭上を通過して、そのまま壁にめり込んだ
半蔵「さぁ言ってもらおうか! お前がどういう奴で、どうして駒場のリーダーについて知っているのかも、洗いざらいはっきりと……いや、待て」
半蔵(俺は、俺がアメリカの奴らに付いている、なんて事実を伝えたのは、たった一人、浜面の、滝壺理后だけのハズ……?! 何故コイツがそれを)
半蔵「お前、滝壺のことも知っている……? まさか、テメェ、あの子を殺りやがったか!?」
?「私が彼女を? それは面白い冗談だ。だが、答えはNOだな」
?「もちろん君も、私を知っている。そこまで言うのなら、今からその証拠を見せるとしy、……ッ!?」
言いきる前に、半蔵の目の前の人間は、視線を半蔵と半蔵の持つ銃から大きく逸らし、彼の真後ろで昇っている月の方向を見た
半蔵もその人間につられて、月の方向を見る
月の青白さなど勝負にならないほどにハッキリと蒼ざめた大きな馬が、何かを背に乗せて、学園都市の上空にたたずんでいた
?「遂に来てしまったか。あれは不味い。半蔵、お前は早くここから逃げッ――――――」
青白い月明かりのような何かが半蔵を含む全てを照らし、飲み込んでいく
半蔵の前に立っていた人間の言葉が、最後まで彼の耳に届くことは、無くなってしまった
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