947:あらかじめ言っておくと今回はヤバいぐらいにまとまりがないです。明日に期待[saga]
2011/03/05(土) 03:55:56.09 ID:j60amTETP
学園都市で響いたのは、ヒィン、という高い音と、ジッ、という短いなにかが焦げる様な音
超音速とか極音速とか、言葉で言い表すにしても適する言葉が無いほどの早さで、まともに目で追う事すら困難な速度で病院へと進んでいた光線。寧ろ光の弾丸と言うべきそれは、第7学区の病院のすぐ手前で進路を曲げていた
そして、学園都市の、関東平野の西部にある山々の方へ進んだかと思うと
カァッ、と、弾けた
それは、第一学区で佐天涙子の最終個体が引き起こした、核融合炉の暴走にも負けないほどの光を放つ
上空で熱光線から逃げ回っていた一方通行には、光の弾丸が向かって爆発した西で、何がどういう規模で起こったのか視ることが出来た
関東平野西部に沿った巨大な山脈の一部分が、横幅10数キロはあろうかという規模で、丸々吹き飛んだのである
一方(………………な、なンだよ、あれは。 なンつう馬鹿げた威力してやがンだ?)
大質量を持った山が、消失していた。燃えたのか溶けたのか蒸発したのか
ともかく、あんな攻撃が学園都市の地面に当れば、一発で全てが無に帰してしまいかねない
洒落にならない。そんなことを思い、背中に嫌な汗が流れるのを感じたその時の彼の意識から、自らを追っていた熱光線の存在が消えていた
つまりは、空中で立ち止まってしまったのである
その隙に刺さるもの。もちろんそれは、彼を追尾していた熱光線
彼の背中を抉る様に、三又鉾から撃ち出され3つに分かれた熱光線が直撃してしまった
更に、西の山々を吹き飛ばした光の弾丸による衝撃が遅れてやって来て、彼の体を吹き飛ばす
病院からはどんどん離されてしまう
そして矢で射抜かれた鳥の如く落下していくばかりの彼は、かえって冷静に、何が打ち止め達を守るかのように光の弾丸の軌道を曲げたのか考えた
一方(らしくもねェ、油断しちまったか。やっぱ反射を貫通しやがる。だがびっくりするほど痛覚を感じねェ。背中の痛覚神経全部焼かれちまったなンて有り得ねェ理由じゃねェだろうし、どういう事だ?)
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