過去ログ - 上条「なんだこのカード」その2
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982:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/07(月) 06:11:23.70 ID:jx+LUubQP
もちろん、テッラの主張は騎士団長の耳にも届いていた

散発的に現れるローマ正教の天使攻撃部隊を警戒して、常に臨戦態勢の彼ら

騎士団長を含んだ殆どすべての人間がピリピリしている

そう言う要素も有って、騎士団長は拳で机を叩いた。詰所にドンという音が響く

騎士団長「アックアを、ウィリアムを連れ出すという要求が通らなければ、市民を犠牲にすると言いたいのだな、テッラ!」

ロンドンは世界各国に比べて表面上非常に平穏だった

しかしそれは表面上のことで、見えていないだけ

今のところは全ての攻撃を最大主教であるローラが操る、信仰に国家という要素を混ぜ込んだ、言わば術式キメラの守護天使によって、市民には気付かれないように防衛している

そこまで隠す理由は明白だ。そんな戦いがずっと見えていたら、一般市民はどうなるか

間違いなく混乱してしまう。一度統率がとれなくなってしまえば、収集することは難しく、それがどんな問題を引き出すか分かったものでない

既に連日、ロンドンではテロと言う名の破壊が発生している

そしてその前にはフランスとかなり危険な関係に陥り、イギリス国民の心理は揺さぶられ続けている

首都であり象徴であるロンドンが混沌に落ちてしまい、それを収集できなくなればどうなるか

今という状況ならば、生き残っているイギリス全土の国民にまで混乱は広がる。目に見えている

出来ればロンドンで、市民に見える様な戦闘は避けたかった

しかし

「どう、致しますか」

恐る恐る、部下の騎士が団長に返答を求める


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