過去ログ - 芋「『まよいフォックス』〜『こよみゴッド』」
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12: ◆7SHIicilOU[sagesaga]
2010/10/24(日) 03:40:20.39 ID:Ro2gsJUo

 とりあえずお茶を濁してみた。
小学生に対してすら見栄をはる無様な僕がそこにいた。
でもまぁ、それでも八九寺のことだからそんな僕の虚栄心など見透かして
鋭く事実を言い当てて色々言われるんだろうなぁとか思っていると。

「あぁ、先日に徹夜でもして、変な時間に寝てしまったんですか。
 ダメですよ、勉強というのは長い時間続ければいいというものではありませんよ
 時間の長短よりも集中力が問題ですから、そんなことしてたら身体が持ちませんから」

 呆れた様にため息を付きながら普通に心配された。
……あれ、言葉上では上手く誤魔化せた感じなのに全然嬉しくない、
それに助かったという安堵も浮かんでこない。

「でも、頑張ることはいいことですから。
 私は阿良々木さんを応援してますよ」

 笑顔。
子供の純粋かつ無垢な笑顔を僕に向ける八九寺。
その言葉、その笑顔に僕は――。

「ごめんなさい! 嘘つきました!」

 速行で膝と両手の平、そして額を地につける土下座の形をとり
大声で小学生女児に謝罪を述べる僕だった。
しかし八九寺はそんな僕に対し、
先程の笑顔とは似ても似つかぬ嫌らしい笑みを浮かべて。


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