過去ログ - 芋「『まよいフォックス』〜『こよみゴッド』」
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◆7SHIicilOU
[sagesaga]
2010/10/24(日) 04:40:06.36 ID:Ro2gsJUo
01.
羽川翼は孤独だった。
彼女の人当たりの良さ、人格性、キャラクター。
どれも人に愛されてはいた。
けれど彼女は同時に孤独だった。
そんな事に僕が気がついたのは、
羽川が゛お友達゛として浮瑞を僕に紹介してきた時だ。
三年間同学年で、さらには去年は僕と同じクラスだったらしい彼女は
けれど僕の交友関係の薄い記憶には欠片もその存在を残してなかった。
なかったけど、羽川が言うのだから間違いはないだろうと。
そう思って、受け止めて、僕はそのまま考えるのを止めた。
でも、ちょっと想いを馳せればわかった筈なのだ。
羽川は正しい、正しすぎるほど正しいけれど、
それは間違っていないというわけでもないということを、
彼女の危うさ、不安定さを、僕は嫌と言うほど知っていたのに。
羽川は、間違う。戸惑うし、躊躇う。
そしてなにより、嘘を、吐く。
そんな当たり前の事を僕は失念していた。
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