過去ログ - 芋「『まよいフォックス』〜『こよみゴッド』」
↓ 1- 覧 板 20
21: ◆7SHIicilOU[sagesaga]
2010/10/24(日) 04:53:14.76 ID:Ro2gsJUo

　まぁ、それはそれでむしろよかったのではないかと、僕は思っているけど。
重く、背負われるよりは、良い。
あまりにも真剣に受け止められると、打ち明けた僕としても、
背負わせたという荷を背負うから。
そういう意味では妹達のノリは非常に助かる。

　本当なら、墓場まで持って行くつもりだったんだけどな、
知れば知るほど、引き寄せるから。
でも、知らなくても、僕という存在が側に居たせいで、
火憐も、月火も、二人とも巻き込んじまったからな。
だったら、知ってるほうが対処できるってもんだろ。

「まぁ、そういう事で。火憐ちゃん月火ちゃんのお兄ちゃんは吸血鬼ちゃんだったのさ」
「だったのさじゃないよ！ 火憐ちゃん！」
「応！」
「ぬわー！」

　ダメージを回復して起き上がったら火憐にメラを食らった。
ついでにさっきの攻撃は二人がかりだからメラミって感じかな、
名前的に。もう一人妹が居れば火が三つでメラゾーマだったのに、おしいなぁ。

「じゃなくて！ いきなり過激すぎじゃねえ！？
　確かに僕の体質は打ち明けたにしてもやりすぎだろ！？」

　一応僕の立ち位置は吸血鬼の残滓残る人間もどきなんだからさ。
どっちつかずだけど、どっちかといえば人間。
側頭部に後ろ回し蹴りとか食らったら洒落になんねーよ。
かかとが見事にこめかみに入ったぞ。

「あたしもいくら頑張ってもお洒落にはなれねーからお相子だな！」
「それはどうやっても等価にはならんだろ……」

　お前がお洒落になれない事に関して兄は全く関与してねえ。
完膚なきまでに八つ当たりだろそれ。
神原の言う事を信じて告白してみたらこれだよ。

「くっそ、なにが真剣に正面から話せば受け止めてくれるだよ。
　蹴り上げた石ころがダイアモンドになって跳ね返ってきた位不条理なカウンターだぞ……」

<<前のレス[*]｜次のレス[#]>>
222Res/49.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice