10:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/10/24(日) 15:27:51.45 ID:MHLJUp.0
「さぁ唯! マジンガーZの頭部のパイルダーに乗り込むのだ!」
唯「……憂、ちょっと行ってくるね」
憂「うん、気をつけてね、お姉ちゃん」
唯は眩しいライトの中を歩いていく。
鉄骨造りの階段を上り、黒い巨体の全身をよく眺めてパイルダーに乗り込んだ。
それまで天井から聞こえてきた十蔵の声が今度はパイルダーの中から聞こえた。
「唯! マジンガーZはそのあまりにも強大すぎるパワーにより、乗る者を神にも悪魔にもしてしまう!」
唯「神にも、悪魔にも……」
「だが唯、お前の優しさはワシはよく知っている。だからこそ、ワシはお前にマジンガーZを託すのだ」
唯「おじいちゃん……」
「お前がマジンガーZに乗っておるということは、この地球に危機が迫っているということ」
唯「……」
「そして、地球を脅かす者達の名を、ワシは一つ知っておる」
唯「誰なの、おじいちゃん?」
「その名はドクター・ヘル! ワシと同じように光子力の研究をしていた男じゃ!」
唯「ドクター・ヘル……」
「やつは必ずやミケーネ帝国の機械獣を引き連れて地球を征服する!」
さわ子「機械獣……あの怪獣の肩に乗っていた怪人が言っていたわ……」
「今、お前を襲っているものが何者かはワシは知らぬ。だが、これだけは言っておく」
唯「な、なに……?」
「ドクター・ヘルを倒さぬ限り、地球の平和は無い! 人類に逃げ場無し!」
唯「人類に……逃げ場……無し……」
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