133:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/10/31(日) 18:17:14.38 ID:hB.RJRQ0
何かが唯の後ろ、マジンガーZの正面に立ったようだった。とても大きい、マントがはためく音も聞こえた。
???「これはいったいなんだ……?」
唯「……だれ?」
声に唯は振り返った。涙と鼻水でぐずぐずになった唯と目を合わしたのは、金色の鎧を身に纏ったとても大きな、マジンガーZと同じく
らいの大きさの人だった。
いや、似ているのは背丈だけではない。似ているのは――
???「少女よ、これは何だ。この巨像……まるで、私の似姿ではないか?」
唯「……この子は、マジンガーZだよ」
???「マジンガーZ……マジンガーZというのか……少女よ、なぜ泣いている?」
唯「私は……ぐすっ、私、酷いことした……澪ちゃんやりっちゃん、ムギちゃんとあずにゃん……憂に酷いことをした……」
???「……そうか。だが、少女よ、お前は泣いている。涙が出るのは、お前が優しいからだ……」
唯「そんなことない……! 私は酷いんだよ……! ともだちを傷つけたんだ……!」
???「泣いてはならぬ……お前が泣きたいのは、自分のあやまちを償いたいからであろう……?」
唯「……でも、謝っても、許されないことを、私は……」
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