206:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga]
2010/11/17(水) 17:11:50.08 ID:r1XwxLE0
実際のところ、シャナはオーラバトラーに興味などなかった。本当に興味があるのは、そのパイロットが持つオーラ力というものだ。
シャナ「そういうこともあるわよ」
ガルマ「ふふん、君らしいな」
追求しないガルマを見て、シャナはこの青年の思考が変わっていないこと知って苦笑した。
およそ、人を疑うことを知らないのである。
地球に降りて現地人と社交している間に人間というものを少しは知るかと思っていたが、何も学んではいないようである。
そう、目の前でシャナが苦笑しても、ガルマはなんとも思わないのである。
イセリア「ガルマ様。ドレイク様が参られました」
部屋に入ってきたのはイセリア――地球に降下したガルマがこの地で恋仲になった女性だ。
ガルマ「あぁ、わかった。イセリア。さぁ、行こうシャナ」
シャナはチェアから下りる。その前でガルマははばかることなくイセリアの腰をとって部屋を出て行く。
ガルマ「イセリアも来てくれるな」
イセリア「ですが、異世界の方とは……」
ガルマ「なぁに、違いはないさ」
部屋で一人になったシャナはあざ笑うように言った。
シャナ「交渉の場に女を連れていくのか……つくづく甘い男ね」
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