過去ログ - 唯「まじーん、ごー!」
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275:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga]
2010/12/03(金) 20:42:34.29 ID:bjJF4nA0

朝倉「そんなもので私の打ち込みが止められると思う!?」

 ガッ! ギィッ! バキッ!

シノ「うっ、ぐっ、うわっ!?」

 強化コーティングの刃が精密な角度でシノに攻めかかる。一撃でも通せば重大な損傷は免れないだろう。
 重い連続攻撃でドラグナーのモーターに負担がかかり、動きが止まる。

朝倉「そこっ!」

 バキィッ! 堅牢な装甲から繰り出されるショルダータックルに吹っ飛ばされるドラグナー。

シノ「ぐあっ!」

 衝撃で緊急姿勢制御が発動する。その反動で前後に大きく揺さぶられたシノの目の前がぐらつく。

シノ「ぐっ、うぅ……」

朝倉「じゃあ、死んでね。さようなら」

 ぼやける視界で、メインモニターにゲイザムの黒い姿が映る。

シノ「ぐ……うあぁ……」

 大きく青竜刀を持ち上げる威容に、シノは震えた。
 あれが振り下ろされれば死ぬ。心臓が鷲掴みされたように痛む。
 両手の震えが止まらない。震えは極度に緊張する体を弛緩させるために発生するもの。
 その緊張は、紛うことなく――恐怖。

シノ「――ひっ!?」

 青竜刀が落ちてくる! 声にならない悲鳴が体内で共鳴し、局所的に弛緩した部位を刺激する。

 その時――

立夏「ちょえぇぇぇいっ!」



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