279:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga]
2010/12/03(金) 20:46:37.59 ID:bjJF4nA0
シノが呟いた言葉の意味は小学生を卒業したばかりの立夏にはわからなかったが、シノが漏らしてしまったのは自分のせいじゃないかと思って、慌てた。
立夏「もも、もしかして、立夏のせい?」
シノ「い、いや、立夏ちゃんのせいじゃないよ……それより、私はいいからヒカル君を助けに行ってやってくれ」
立夏「わ、わかったヨ、おねーちゃん!」
ゲシュペンストの接触が解け、ドラグナーと外界を繋ぐものがなくなったとき、シノの肩が大きく跳ねた。
シノ「ぅぐっ……! あぁぁ……!!」
全身を駆け巡る寒気は下半身を包む残滓の影響だけではない。
ガチガチと歯が鳴る。脳裏に焼きついた青竜刀の映像が何度も襲い掛かってくる。
出すものを出したはずの尿道がまたひくついた。震えは治まらず、計器の残像がはっきり目に映る。
シノ「はは、はっははは……」
無理やりに笑みを浮かべてシノは恐怖を遠ざけようとした。
誰かが接触して回線を開けば、サブモニタには顔面神経痛のような醜い顔つきの少女が映ったことだろう。
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