288:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga]
2010/12/06(月) 16:55:47.30 ID:1IAYp320
ゆりえ「ゴォォォォッド・ミサァァァイル!」
地鳴りのするような声がライディーンの口から発せられ、羽のあるミサイルが近くのドローメを落とす。
ゆりえ「ゴォォォォォッド・ブゥゥゥゥゥメラァァン!」
左手の楯が弓状に変形し、それを投げつける。雑草を刈り取るかのようにドローメが爆発して墜落していく。
それを妖魔帝国岩石戦艦・大魔竜ガンテの中から見ている影が笑った。
シャーキン「フフフ、あれがライディーン……一万二千年前に我々妖魔帝国を地の底に沈めた忌まわしき巨神か」
均整の取れた青白い体にぴったりと軍服を着込んだ妖魔帝国のプリンス・シャーキンは細い顎に手を当てて顔の上半分を多い隠す仮面の目をキラリと光らせた。
シャーキン「よかろう、バラオ大帝復活を前に、奴を血祭りに上げよう。化石獣バストドンを出せ!」
ゆりえ「な、何か出てくる!?」
ガンテから出てきたのは真っ青な巨人、化石獣バストドンだ。
シャーキン「やれ、バストドン!」
バストドン「ぐおぉぉぉぉぉぉ!」
ドドォンッ! 化石獣の体当たりでライディーンが倒される。
ゆりえ「きゃあぁぁっ!!」
バストドン「がおおぉぉぉぉぐ!」
ゆりえ「やられちゃうっ!? やりかえさなきゃ!」
つかみ掛かってくるバストドンにゆりえは左腕を上げた。
ゆりえ「ゴォォォォォッド・ブレイカァァァァァ!」
ズバァッ! 弓状に変形した楯で円を描くように切り付けると、バストドンの両腕が落とされる!
ゆりえ「や、やったぁ……!」
シャーキン「やるな、ライディーン。だが、バストドンはその程度ではない!」
バストドン「がおぉぉおぉっ!」
ぞるっ。まっさらな切り口を見せるバストドンの両手首から剣が出現した!
ゆりえ「そんなぁっ! ずるいよぅ!」
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