428:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/27(木) 16:38:08.04 ID:yzZtb6Ov0
シノ「ご厚意は嬉しいのですけど……」
ハモン「あら、どうしてかしら?」
シノ「見ず知らずの方に、物を恵んでもらう理由がありません」
この返答にハモンだけでなく、ランバ・ラルも少し驚き、大きな声で笑った。
ラル「フハハハハハハハッ。ハモン、一本やられたな、こんな若い娘に」
ハモン「私が、あなたを気に入ったからなんだけど。それじゃご不満かしら?」
シノ「私は……飢えている訳でもお金がない訳でもありませんから」
ラル「ホゥ、気に入ったぞ、お嬢さん。それだけはっきりと物を言うとは」
そう言ってランバ・ラルは立ち上がり、シノの肩を軽く叩いた。
彼はこうやって、人と接する人柄で、部下達もそんな彼に惚れてこの部隊についてきているのだろう。
ラル「ワシからもおごらせてもらおう。あまり大人の面子を潰させるものじゃないぞ」
シノ「い、いえ、でも……」
サグレド「隊長! 怪しい奴を捕まえました!」
席に着かざるを得ないような流れにシノが戸惑っていると、外に待機していたジオン兵が中に入ってきた。
ラル「どうした?」
マイル「この女が辺りをウロウロしていました」
スズ「あうっ!」
シノ「す、スズ……!」
突き出された少女にうっかり洩らしてしまった名前にハモンが目を光らせた。
ハモン「あなたのお友達ね?」
シノ「は、はい」
サグレド「こいつが着ているのは連邦軍の制服です」
ラル「そうかな、ちょっと違うぞ」
マイル「間違いありません、機動兵器でこの近くに停止しました」
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