過去ログ - 唯「まじーん、ごー!」
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457:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/04(金) 20:06:57.00 ID:+wVdkKfg0

 突然、全回線でミケーレ・コレマッタ大尉の怒号がコクピット内に響いた。

夕映「アリーヌさん……?」

『何だと! ふざけるんじゃないよ!』

『やめろ! これは司令部命令だ! ダブデに攻撃はするな!』

『奴を目の前にしていながら……! なっ、なんだ!? お前……なんだ!?』

夕映「アリーヌさん、何を言っているですか!?」

 いや、誰と話しているのか――! アリーヌはまだ精神病患者のようなうわごとを呟いている。

『奴が……クライドがそこにいるのかぁ!』

『待てっ! アリー……!』

 アリーヌの回線が強制的に断ち切られた。
 同時に、地上から大きな爆音が轟いた。

『アリーヌ! 応答しろ、おい!』

ハルナ「アリーヌって、昨日のガンタンクの……」

 夕映は迷っていた。アリーヌはおそらく仇を見つけ、そこに突撃を仕掛けている。
 彼女を止めるべきだろうか――だが、復讐をやめさせる権利など、夕映にはありはしない。
 ならば手助けをするべきか? いや、そんなことをして喜ぶような女性には見えなかった。

 ま、アタシたちのことは覚えてくれなくていいよ。どうせここが最後になるんだからさ――

夕映「あ、アリーヌさんはまさか!」

のどか「ゆ、ゆえ?」

夕映「くっ!」

 青褪めた顔を瞬時に赤く滾らせて、夕映はゲッター1をフルスピードで降下させ始めた。



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