464:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/06(日) 16:30:02.32 ID:LgOdm9Bg0
ミーア「オレアナ様……いったいどのような御用でしょうか?」
オレアナ「身体を直したらガルーダに伝えよ。お前は司令官をクビになったと」
突然の指示にミーアは卒倒せんばかりに蒼白になり、食って掛かった。
ミーア「なっ……! どういうことですか、オレアナ様!?」
オレアナ「ガルーダは司令官としてはやさしすぎるのです。地上では地球人同士の小競り合いが収束し、コン・バトラーVの周りに新たな戦力が加わろうとしています。そうなってはもう、ガルーダには指揮を任せてはいられません」
ミーア「で、では何故、今ガルーダ様は苦痛に耐えておいでなのですか! 再びコン・バトラーと相まみえるためではないのですか!?」
オレアナ「ガルーダはキャンベル星へ送還します。そのためには傷のある身体では宇宙船の走行に耐えられません。そのために身体を直しているのです」
ミーア(そんな……そんな事になっては、誇り高いガルーダ様のこと……おそらく生きておいでになりますまい……)
ハーフロイドが決心を固めた顔になるのを、オレアナは生体コンピューターの感情回路の中でほくそえんだ。
ミーア「お願いがございます、オレアナ様! わたくしにマグマ獣の指揮を執らせてください! 必ずやコン・バトラーVを打ち倒して見せましょう!」
オレアナ「ほう、お前がか……?」
ミーア「その代わり、見事コン・バトラーを倒したあかつきには……」
オレアナ「ガルーダの更迭を取り消せ、というのですね? いいでしょう、お前に任せます」
ミーア「ありがとうございます、オレアナ様!」
意気揚々とミーアはオレアナの許を去っていく。
オレアナ「ふふふふ……部下が愚か者ばかりというのは、楽なものよ……」
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