過去ログ - 唯「まじーん、ごー!」
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492:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/14(月) 17:24:44.02 ID:iXDKA6B20

 轟音と地震が桜ヶ丘高校を襲い、テーブルに紅茶が零れた。

 ドゴォォォォォォォン!

澪「うわぁぁぁっ!」

律「み、澪!」

 自分の軽いからだが浮き上がるほどの強い揺れに何とか踏ん張って耐えた律が転びそうになる澪を支える。

唯「ひょえ〜! な、なになに〜!」

 テーブルに顔をぶつけてクリームまみれの唯。その唯にがっしりと掴まる梓が悲鳴をあげる。

梓「も、もしかして、またジオン軍のコロニー落としですかっ!」

唯「えぇぇ〜! いやだよぅ! ギー太ぁ〜!」

紬「いいえ、たとえ連邦政府がコロニー落としを秘匿していたとしても、私の家の人工衛星から連絡が入るはずだから、それはないみたい」

 携帯を見ながら紬が言う。

梓「む、ムギ先輩の家って、人工衛星まであるんですか……?」

律「そ、そんなことより、コロニー落としじゃなければ、これはなんなんだよ!」

 怯えまくっている澪の肩を抱いたままの律が叫ぶ。それに応えるように窓の外から再び大音量が響いた。

 ギャオォォォォォォォォォン!

澪「こっ、今度はなに! 鳴き声!?」

 唯と紬が窓のほうへ向いた。

唯「な、なにあれ……」

紬「怪獣……?」

 二人が見たのは、髑髏のような頭に鎌のような耳を持った巨大な怪物が町を破壊している光景だった。

あしゅら男爵「いけぇぇぇい、機械獣ガラダK7! この地にあるという光子力研究所を見つけ出すのだ!」

ガラダK7「ぎゃおぉぉぉぉぉん!」

 怪物の肩に乗っている左が男、右が女の顔をしたそいつが杖を振りかざして命令する。怪物は唸り声をあげて町を破壊し始めた。

唯「あぁぁ! 町が壊されていく!」

梓「ひどい……」

律「二人とも! ぼーっと見てる場合かよ! 早くシェルターに避難するぞ! 澪、立てるか?」

澪「う、うん」

 澪が律の肩を借りて起き上がっているとき、携帯を耳にあててどこかに電話していた紬の顔が恐怖ではない色に染まっていた。

紬「ど、どうして……光子力研究所のことを……」

梓「ムギ先輩! 早く逃げましょう!」

紬「え、えぇ」

 五人は急いで荷物を持った。



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