502:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/14(月) 17:42:34.97 ID:iXDKA6B20
光子力研究所 内部
紬「光子力研究所は地球連邦極東支部の臨時司令室も兼ねているの」
廊下を先頭で歩く紬が詳しく説明しながら歩き、唯たちはその後ろに続いていく。
澪「第一支部は東京に、第二支部は佐世保にあるんだよな」
律「へー、そうなのか」
梓「律先輩……常識ですよ……」
さわ子「連邦軍の基地に、私たちを案内してもいいのかしら……?」
紬「司令部になるといっても、あくまでも臨時になるときのものだし、研究所自体はウチの父の会社が保有しているものだから、連邦軍の影響はあまりないんです。それに……」
唯「それに?」
紬「みんなもあまり無関係というわけじゃないのよ」
律「どういうことだよ、ムギ」
紬「司令室に行けば、わかるわ」
会話をしているうちに七人は司令室まで来ていた。
紬「紬です。みんなを連れてきました」
司令室の扉が開く。司令室というわりにはこざっぱりとしていて、何人かの研究員らしき人がいるだけだったが、その真ん中で紬たちを待ち構えていた人物を見たとき、澪と律が同時に驚きの声をあげた。
澪「パパ!?」
律「み、澪ん家のおじさん!?」
梓「えっ!? あのちょっとダンディな人が澪先輩のお父さん!?」
紬「えぇ、光子力研究所の所長でもある秋山弦之助教授よ」
秋山「どうも、お久しぶりです。紬お嬢様」
紬「お嬢様はよしてください、教授」
澪「えっ、えっ! どうしてムギとパパが知り合いなの!? っていうか何でパパがこんなところにいるの!?」
秋山「私はここの研究所の所長で、琴吹財閥が研究所のスポンサーだからだよ、澪」
紬「ごめんなさい、澪ちゃん、隠すつもりはなかったのだけど……」
澪「い、いや、別に怒っているわけじゃないけど……」
律「ちょ、ちょっと待ってくれ、いや、ください、おじさん」
秋山「なんだい、律くん?」
律「私の記憶じゃ、ウチのお父さんは確かおじさんの同僚って言ってた気がするんだけど……」
律がおでこに指をあてて眉間にしわを寄せていると、再び扉が開いた。
田井中「おぉ! もう来ていたのか、律!」
律「げぇっ! クソオヤジ!」
唯「えーっ! あの丸っこいツルピカのおじさんがりっちゃんのお父さん!?」
律「人の親父をツルピカ呼ばわりするな!」
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