過去ログ - 唯「まじーん、ごー!」
1- 20
510:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/15(火) 17:38:37.14 ID:ohhIZC8s0

 サイド7 B地区

スズ「会長、この辺りにもう人はいないみたいです」

シノ「よし、我々もこのビーチクから早いところ逃げよう」

アリア「それにしても、さすがシノちゃんね。市民の脱出を先導するなんて」

シノ「我々は桜才学園生徒会として、生徒とその家族を守る使命がある」

スズ「こんなにまともな会長、初めて見ました」

シノ「しかし、問題がある」

アリア「何かしら?」

シノ「既に、我々のすぐ後ろにはギガノス帝国のメタルアーマーがいる」

スズ・アリア「な、なんだってー」

ギガノス兵「そこの女生徒三人! 貴様らに危害を加えるつもりはない! 早々に脱出せよ!」

スズ「中指立てたいところですけど、言うとおりにしましょう、会長」

シノ「ああ、代わりに人差し指と中指の間に親指を挟んでおこう」

スズ「ノーコメントです」

アリア「待って! あそこ、人が倒れているわ!」

 アリアが指さした先は連邦の拠点基地だ。

シノ「助けに行くぞ」

スズ「基地内ですよ、危険です!」

シノ「これくらいのことで危険だと行っていては、桜才学園の生徒会長は務まらないさ」

 制止する声をやんわりと受け流して、シノは基地へ駆け込み、呻いている兵士の上半身を助け起こした。

シノ「君! 大丈夫か!」

連邦兵「ぐぐ……君たちは……」

シノ「我々は桜才学園生徒会の者です。肩を貸します。逃げましょう」

連邦兵「ぐ……私のことよりも、これを……」

スズ「これは、鍵……」

連邦兵「桜才学園の生徒なら……一通りの講習は受けているだろう……頼む。D兵器を……あれを……ギガノスの手に渡っては……」

シノ「っ! しっかりしてください!」

アリア「シノちゃん、もう……」

スズ「D兵器って、何のことでしょう……この鍵と関係が……?」

アリア「スズちゃん、そのキーのタグに何か書いてあるわ」

スズ「本当だ。ア……イ……ダホ?」

シノ「連邦の輸送船アイダホのことじゃないか? ちょうどあそこに停泊している」

 三人はアイダホの開いていた後部格納庫に入った。そこには三つの機動兵器が立っていた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
873Res/1196.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice