586:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2011/02/22(火) 17:26:47.96 ID:xJY2Sm7X0
太平洋上
雲間に隠れながら、リュウの乗るコア・ファイターと珠姫、チャムの乗るダンバインはドレイク軍を追撃していた。
雲中飛行は敵から極めて発見されにくいが、方角を見失いやすく、味方同士の衝突の可能性もあるが、一人で先行していたなのはがナビゲーションしてくれるため、航行を誤ることはなかった。
なのは「レイジングハート、高町なのは、ウィル・ウィプスを確認しました」
リュウ「了解」
珠姫「了解です」
生身の人間であるなのはもレイジングハートを使って識別信号を出すことができるが、それを意図的に消せば、敵に発見される可能性はほぼゼロに近くなる。
チャム「ナノハってすごいわね! ミ・フェラリオじゃないのに羽が生えて飛べるんだもの!」
珠姫「そうだね」
チャム「タマキは空を飛ぶことはできないの?」
珠姫「できないよ」
チャム「ふ〜ん、でも、タマキにはダンバインがあるからね!」
珠姫「うん」
コア・ファイターとダンバインは一度雲の上に出た。
そして、なのはの指示でウィル・ウィプスのちょうど真上で平行に飛んだ。
リュウ「よし、それじゃあ、高町は一直線にドレイク軍の中を急降下してくれ。攻撃もしなくていい。驚かせてくれればいいんだ」
なのは「はいっ」
ぎゅっと杖を握って魔法の障壁を自分の周りに展開する。
なのは「いっくよー、レイジングハート」
レイジングハート「alllight my master」
なのははリュウの言ったとおりに、ドレイク軍の中に急降下していった。
ピンク色の魔法光に包まれているので、目視でもかなり目立つはずだ。
ウィル・ウィプス
ミュージィ「何かがウィル・ウィプスの上から落ちてきます! かなりの速度です!」
バーン「なんだと!? まさかダンバインか!」
ミュージィ「違います! かなり小さいようです」
バーン「ドレイク様! 私はレプラカーンで出ます!」
ドレイク「うむ、功を焦るなよ。バーン・バニングス」
バーン「はっ!」
ドレイク軍は突如頭上から現れたピンク色の光りにかなり驚いたようだった。
また、これが敵の砲弾の類であったらと思い、接近しようというものはいなかった。
なのは「ディバイン・シューター!」
オーラバトラーの多くがなのはを注目しているのがわかった。
そして、ウィル・ウィプスの目の前で止まり、三つの光りの球をドレイクに向けて放った。
ドレイク「くっ! あの小娘か!」
光球はブリッジのガラスに当たる直前に散開してそれぞればらばらにオーラバトラー隊のほうへ飛んでいった。
なのは魔法を物理ダメージにセットしていたが、その威力はせいぜい機体を揺らす程度だ。
しかし、ディバイン・シューターはなのはの意思で自由自在に動くので、敵機に当たるギリギリに方向転換させる。
ドレイク兵「う、うわぁっ!」
ドレイク兵「こ、こっちに来るなっ!」
なのは「もう三つ! いけぇぇーっ!」
さらに三つの光球がなのはの手元から放たれた。
この摩訶不思議な弾丸の威力や効果がわからないオーラバトラーは、あっという間に隊列を崩されてしまった。
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