667:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/02(水) 15:47:34.52 ID:mnu8E9pc0
ホワイトベース 食堂
ヒカル「それじゃあ、海晴姉はまだしばらく療養が必要なのか……?」
霙「そうだ。傷口が砂塵に晒されてウィルスが入り込んだんだ」
立夏「海晴おねーちゃん……えぅぅぅ……」
霙「そう悲観するな。もう抗体物質は注射してあるから、その作用で熱が出ているだけだ。命に別状はない」
ホワイトベースから降りてマチルダ中尉と長門有希の捕虜交換に立ち会った天使海晴は、ヴァイスリッターに乗った直後、何者かに攻撃された。
海晴本人が言うには『メインモニターを映したら、急に片目が白い薔薇の女の子が現れて、茨で刺された』という実に信じがたい話だった。
薔薇という単語に引っかかった霙が日本の超電磁研究所にいるローゼンメイデンに訊ねると、雪華綺晶という七体目のドールである可能性が高いという。
それが、六体のローゼンメイデンを一斉に手玉に取り、追い詰めた非常に危険なドールだということも……
霙「まあ、あと二、三日眠っていればよくなる。幸い、ギガノス軍は東アジア区域から撤退し始めている。蒼き鷹が戦死したことの影響が大きかったようだ」
ヒカル「やはり……涼宮ハルヒは……」
霙「あのギガノスの新型――ゲイザムの地上掃射にやられてしまったらしい。ファルゲンも解体されているところが発見された。親衛隊も宇宙に上がるらしい」
ヒカル「それじゃあ後はオデッサのジオン軍基地を落とせば……」
霙「あぁ、我々の任務は達成される。既にヨーロッパ方面からレビル将軍が軍勢を集結させてオデッサの包囲網を完成させつつあるし、こちらからはゲッターチームとライディーンが派遣されている。私たちはここで待機しつつジオン軍が隠れ潜んでいないか注意していればいい」
立夏「うぅぅ〜、お菓子食べた〜い〜」
愚図りだした立夏の陽気さに姉妹は笑って、お見舞いに何を持っていこうかと相談を始めた。
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