過去ログ - 唯「まじーん、ごー!」
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690:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2011/03/06(日) 18:24:37.76 ID:vFt0CWIc0

 ゴラオンの前方では、リュウのコア・ブースターを追い抜いてダンバインが先に二機のレプラカーンと一機のビランビーに接触しようしていた。

リュウ「おい、川添! お前は体調がよくないはずだろ! 無理をするんじゃない!」

珠姫「できます! 私はオーラ力を制御しなければならないんです!」

 さっきまで動かなかったはずの彼女の指はダンバインの操縦桿に吸い付いているようだった。

珠姫「レプラカーンとビランビー……トッドじゃない、地上人!」

 アレン・ブレディ、フェイ・チェンカ、ジェリル・クチビの三人だ。

珠姫「はあぁぁぁーっ!」

 ダンバインの剣にオーラ力を乗せ、先頭のレプラカーンと打ち合う。

ジェリル「はん! クソガキが!」

珠姫「こんな戦いに何の意味があるというんですか! 同じ地球人同士で争って!」

ジェリル「少なくとも、アタシにはこっちの生活のほうがマシだねぇ! ジャップの甘ったれ嬢ちゃんにはわからないだろうけどさ!」

珠姫「そうやってあなたは人を見下すことしかできないの!?」

ジェリル「聖人君子のつもりかい! 反吐が出るよ!」

 ギャインッ! 大振りなジェリルの剣に体積で劣るダンバインが押し出され、背後にはアレンとフェイが迫っていた。

アレン「もらった!」

フェイ「喰らいな!」

珠姫「やあぁぁぁぁぁぁっ!!」

 ガンッ! ギキィンッ! 振り向き様の鍔でフェイの剣を打ち上げ、刃をアレンと重ねる!

珠姫「あなたは故郷を守るの!? それとも侵略するつもり!?」

アレン「どっちだっていいことさ。俺の親だってロクなもんじゃねぇ」

珠姫「そんなのは答えになっていない!」

アレン「一握りの金で、人間はやっていけるってことさ」

フェイ「どけっ、アレン!」

 ガッ! ガァンッ! フェイ・チェンカのレプラカーンが両手持ちした剣を打ち込んでくるのを、珠姫は弾き返していく。

珠姫「そんな乱れた太刀筋で!」

フェイ「ダンバインだってガタモンだろうよ! ふらふらしてるぜ!」

珠姫「私は剣を迷わせたりはしない!」

フェイ「迷ったことがないだけだろぉが!」

珠姫「なん――ッ!?」

 ほんの僅かに、フェイのオーラ力が珠姫のそれを上回った。

 バァンッ! 二人の剣が触れ合った場所で爆発が起きたみたいに、剣は反発しあって機体ごと吹っ飛ばしあう!

 それを見定めたジェリルが一気に詰め寄る!

ジェリル「終わりさ! ダンバイン!」

リュウ「させるかーっ!」

 バババババババババッ! コア・ファイターで乱入してきたリュウ・ホセイがバルカンを連射しながらレプラカーンに突っ込んでいく!

ジェリル「ちぃっ! 邪魔が入る!」

紀梨乃「タマちゃん!」

 続いて、紀梨乃のボチューンも追いついてやってきた。チャム・ファウも一緒だ。

チャム「タマキぃ! 大丈夫!? 死んじゃってない!?」



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