692:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2011/03/06(日) 18:29:02.93 ID:vFt0CWIc0
アリサ「そう簡単にっ!」
操縦桿を引き込んでアリサは上昇し回避する。
連日のように哨戒に出撃し、リュウというコア・ファイター乗りのライバルがいることで負けず嫌いのアリサもコア・ファイターの操縦をほぼ自分のものにしていた。
なのは「ディバイン・シューター!」
一方で、アリサと分かれて下へ避けたなのはは黒い新型に近づき、十字の中で蠢くモノアイに畏怖していた。
黒の中で紫や赤に明滅するドムのモノアイは大きく、少女の背丈とそうは変わらない。
暗い夜中に幽霊にでも出遭ったかのような気分になるのだ。
ガイア「ガキは相手にするな! ヤツはちょこまかと動くだけだ!」
何度もの交戦でジオン軍でもなのはのことは有名になっていた。
同時に、一機も敵を落としていないというデータも既に知れ渡っている。
ババババババババババッ! 三機のドムはなのはのディバイン・シューターには部屋に紛れ込んだ小さな虫ていどに注意し、執拗にアリサを狙い撃った。
アリサ「ちょっとちょっとぉ! なんで私ばっかり狙うのよ! 人気者は大変ね!」
機体を回転させながらアリサはそれでもつかず離れずの距離を保ってドムの集中砲火をしのぐ。
そして、それを見ていたなのは一旦、間を空けて杖を頭上で回す。
なのは「アリサちゃんを狙うなら!」
レイジングハート「Divine buster」
薄桃色の魔力を伴って構えた杖の先にリングが形成される。
封印効果を付加させなければ、ディバイン・バスターは比較的速いタイミングで撃つことができる。
威力も物理的損傷は与えずに衝撃だけを機体に伝えさせる。なのはの思いにレイジングハートが応えた結果だ。
なのは「シュートッ!」
ガイア「来るぞ、散開!」
ドシューッ! 圧縮された魔力砲が発射される直前に三機のドムは攻撃を中止して各々の方向に逃げた。
なのは「速い! あのスカートの中!」
ドムの回避運動の速さがスカートのジェットエンジンであることになのはは気付いた。
なのは「レイジングハート! あのスカートの動き、ちゃんと覚えておいてね」
レイジングハート「Alllight my muster」
なのは「すずかちゃん、早く来てね……」
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