696:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2011/03/06(日) 18:40:06.99 ID:vFt0CWIc0
ドムは破壊されたコア・ファイターにはそれ以上の興味を示さなかった。
なぜなら、彼らのレーダー圏内に侵入してきた機体があるからだ。
ガイア「オルテガ、マッシュ! 来たぞ、連邦のモビルスーツだ」
丘になっている箇所に佇立するガンダムは荒野の風の中、太陽の光りを全面に浴びていた。
すずか「あれが……ジオンの新型……」
なのは「すずかちゃん!」
すずか「なのはちゃん、ごめんね、遅くなっちゃって」
ガンダムの中にいるすずかは、撃破されたのがリュウだとはまだ知らないようだった。
なのはは少し悩んだ末、そのことを伝えるのはやめた。
なのは「レイジングハート、すずかちゃんにデータを転送して」
レイジングハート「Alllight my muster」
記録していた敵機の情報がレイジングハートからガンダムへ送られる。
すずか「ありがとう、これならなんとかできると思う」
なのは「うん……私もサポートするからね……」
その間にもフォーメーションを組みなおした三機のドムがガンダムとの距離を縮めてきていた。
ガイア「ガンダムをやる! オルテガ、マッシュ! ジェットストリームアタックだ!」
オルテガ「わかった!」
マッシュ「了解!」
シュイィィィィィ……! 地面を滑るドムはガンダムとの接触距離直前に縦一列に並んだ。
すずか「う、後ろが見えない……!」
ガイア「ジェットストリームアタックだ!」
ブオッ! ヒートサーベルを手にガイア機がすずかに斬りかかる。
すずか「く、来る!」
データにはない攻撃と状況に戸惑いながらも、すずかはビームサーベルで最小の動きの突きを繰り出す。
二つが交差する寸前、ガイアはヒートサーベルを出すことなく、ジェットノズルを噴かして跳んだ。
すずか「上!? いや、前!?」
ドムの後ろにもう一機のドム――マッシュ機がシュツルムファウストを発射した。
ドガァァッ! この対モビルスーツ用ミサイル兵器をすずかは辛うじてシールドで防御することに成功する。
すずか「うぅぅっ! まだ来る!」
マッシュ機が左に避けていく。そしてその奥からオルテガがバズーカ砲を撃つ!
すずか「わぁーっ!」
シールドを捨ててガンダムはバーニアを全開にして大きくジャンプした。
弾頭はその足の下を通っていった。
マッシュ「避けた!?」
ガンダムの性能は充分検討していたが、ここまでの動きは予想外だ。
三人は一様に驚き、ガンダムが着地すると同時に集結し、隊列を組みなおした。
ガイア「思った以上の動きだ。だが、いけるぞ、もう一度ジェットストリームアタックだ!」
マッシュ「おう!」
オルテガ「いくぞ!」
シュイィィィィィ……! 再びドムは振り返ったガンダムに対して縦一列に並ぶ。
873Res/1196.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。